機動画報日誌をご覧の皆さま、明けましておめでとうございます。
本年もまた、全日本絵画と『Mobile Graphix』をよろしくお願い
いたします。
**********************************************************
いやぁ、いくら着込んでも寒気は止まらないし、食欲が湧かなくて
何にも食べられないし。もう最低最悪の大晦日でした。予告して
あったから意地で書き上げた前回エントリー、今見てみたら案の定
誤字脱字の嵐だし。
でもまあ、着込んだまんま(*1)布団の中に籠って、寝汗だけは
たっぷりかいたからでしょうか、翌日には何とか動けるレベルまで
復旧したので、一時期あきらめかけてたんですが(*2)せっかく予約
したんだし・・・ということで観てきました。
イスカンダルからの帰途、TV版本編にもチョイ出していたガトラン
ティスがいきなりヤマトに襲い掛かってくる訳ですが、野蛮な戦闘
種族的なニュアンスが込められた設定になっているのに、なんで
宇宙艦艇なんて持ってんだろうか?と思っていたら、征伐した先々
で有用な技術者は《科学奴隷》として生かして使ってるとか。原理
とか解からんが使用法さえ解かれば、威力のある武器だし、細けェ
ことはいぃんだよ!ということなんでしょうかね。もしかして艦の
保守なんかの要員にガミラス人(*3)が乗ってたりするんでしょうか。
それにしても、原作(というか旧作アニメ)から外れるオリジナル
ストーリー(*4)ってこういう幻惑ネタばかりですな。脚本家・出渕裕
の作風ってことなんでしょうかね。救難信号を受けてやって来た古代
たちがバーガー達(ドメル艦隊の残党)にはザルツ人に見えたり、
美影とネレディアで同じ本が別物に見えたり、いろいろ芸コマな部分
もあるんですが、その割にアマゾンのジャングルとか戦艦大和とか
大和ホテルとか、美影の認識が他のヤマトクルーに反映されている
(古代たちが行く先々で見るものすべてが美影には見覚えのある、
あるいは知識として知っているものばかり)のはどうなの?と思わ
ざるを得ません。物語前半の、まだ幻惑であることが明らかに
なってない時点でそういう演出が難しいとは思いますが、決して
できないことではないと思うんですよね。
あと一番気になったのが、ガトランティス艦艇が進行軸線を中心
に高速回転しながらワープアウトする点ですかね。わざわざ回転を
相殺するための逆噴射もしてるし。
ヤマトともガミラス艦とも違う表現をしたかったんだろうなという
のは解かるんですが、それにしたって・・・・・ねぇ?というところ。科学
奴隷に作らせたワープ装置とガトランティス艦(これも多分、別の
種族から連れて来た科学奴隷に設計・建造させた?)との相性が
悪くて、超空間を移動する過程で自然と(跳躍距離に比例して)回転
運動が加わってしまうとか、そういうことなんでしょうか。
ただ今回、それ以外の艦艇の動きなどで「はァ?」ってなるシーン
が少なかったんですが、今西隆志氏が3DCGプロデューサーに
《出世》したこと(*5)と何か関係あったりするんですかね(苦笑)?
またぞろ、文句ばっかり言っているように見えるかも知れません
が、オープニングのヴァイオリンアレンジ(奏者:葉加瀬太郎)は
素晴らしいと思いましたし、バーガーのキャラが凄くいい方向に
膨らんでるのが良かったですね。出渕ソーカントクが続きを作る
つもりは無さ気なんで無い物ねだりということになる可能性高し
なんですが、旧作の、古代との好敵手としてのデスラーの立ち位置
に立っていてもいいんじゃね?ってくらいに良いキャラでした。
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*1:寝間着2枚重ねに靴下、外出用上着を着て布団に潜り込んだ訳ですが、
モノも喰わず薬も飲まず、よくここまで戻れるもんだと自分で驚いております。
*2:ネット予約でクレジット清算だとキャンセルが効かないみたいなんで、料金
分を捨てることになるんですかね?
*3:ガトランティスの火焔直撃砲がガミラスの物質転送装置と近似の技術を応用
したエネルギー転送システムと、別の種族から手に入れた大出力ビーム砲を
組み合わせたものという新設定には(笑いながらも)納得できたり。
*4:まあ幻惑ネタも、松本零士版まで広げれば《原作》にあるんですけどね。
*5:エンドクレジットで確認して「ああ、そうなのか」と妙に納得できた(笑)から
間違いないと思うんですが、プログラムでもWikipediaでもCGディレクター
:上地正祐とあるのみで、今西氏の名前が出てこないんですよねぇ。
本年もまた、全日本絵画と『Mobile Graphix』をよろしくお願い
いたします。
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いやぁ、いくら着込んでも寒気は止まらないし、食欲が湧かなくて
何にも食べられないし。もう最低最悪の大晦日でした。予告して
あったから意地で書き上げた前回エントリー、今見てみたら案の定
誤字脱字の嵐だし。
でもまあ、着込んだまんま(*1)布団の中に籠って、寝汗だけは
たっぷりかいたからでしょうか、翌日には何とか動けるレベルまで
復旧したので、一時期あきらめかけてたんですが(*2)せっかく予約
したんだし・・・ということで観てきました。
イスカンダルからの帰途、TV版本編にもチョイ出していたガトラン
ティスがいきなりヤマトに襲い掛かってくる訳ですが、野蛮な戦闘
種族的なニュアンスが込められた設定になっているのに、なんで
宇宙艦艇なんて持ってんだろうか?と思っていたら、征伐した先々
で有用な技術者は《科学奴隷》として生かして使ってるとか。原理
とか解からんが使用法さえ解かれば、威力のある武器だし、細けェ
ことはいぃんだよ!ということなんでしょうかね。もしかして艦の
保守なんかの要員にガミラス人(*3)が乗ってたりするんでしょうか。
それにしても、原作(というか旧作アニメ)から外れるオリジナル
ストーリー(*4)ってこういう幻惑ネタばかりですな。脚本家・出渕裕
の作風ってことなんでしょうかね。救難信号を受けてやって来た古代
たちがバーガー達(ドメル艦隊の残党)にはザルツ人に見えたり、
美影とネレディアで同じ本が別物に見えたり、いろいろ芸コマな部分
もあるんですが、その割にアマゾンのジャングルとか戦艦大和とか
大和ホテルとか、美影の認識が他のヤマトクルーに反映されている
(古代たちが行く先々で見るものすべてが美影には見覚えのある、
あるいは知識として知っているものばかり)のはどうなの?と思わ
ざるを得ません。物語前半の、まだ幻惑であることが明らかに
なってない時点でそういう演出が難しいとは思いますが、決して
できないことではないと思うんですよね。
あと一番気になったのが、ガトランティス艦艇が進行軸線を中心
に高速回転しながらワープアウトする点ですかね。わざわざ回転を
相殺するための逆噴射もしてるし。
ヤマトともガミラス艦とも違う表現をしたかったんだろうなという
のは解かるんですが、それにしたって・・・・・ねぇ?というところ。科学
奴隷に作らせたワープ装置とガトランティス艦(これも多分、別の
種族から連れて来た科学奴隷に設計・建造させた?)との相性が
悪くて、超空間を移動する過程で自然と(跳躍距離に比例して)回転
運動が加わってしまうとか、そういうことなんでしょうか。
ただ今回、それ以外の艦艇の動きなどで「はァ?」ってなるシーン
が少なかったんですが、今西隆志氏が3DCGプロデューサーに
《出世》したこと(*5)と何か関係あったりするんですかね(苦笑)?
またぞろ、文句ばっかり言っているように見えるかも知れません
が、オープニングのヴァイオリンアレンジ(奏者:葉加瀬太郎)は
素晴らしいと思いましたし、バーガーのキャラが凄くいい方向に
膨らんでるのが良かったですね。出渕ソーカントクが続きを作る
つもりは無さ気なんで無い物ねだりということになる可能性高し
なんですが、旧作の、古代との好敵手としてのデスラーの立ち位置
に立っていてもいいんじゃね?ってくらいに良いキャラでした。
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*1:寝間着2枚重ねに靴下、外出用上着を着て布団に潜り込んだ訳ですが、
モノも喰わず薬も飲まず、よくここまで戻れるもんだと自分で驚いております。
*2:ネット予約でクレジット清算だとキャンセルが効かないみたいなんで、料金
分を捨てることになるんですかね?
*3:ガトランティスの火焔直撃砲がガミラスの物質転送装置と近似の技術を応用
したエネルギー転送システムと、別の種族から手に入れた大出力ビーム砲を
組み合わせたものという新設定には(笑いながらも)納得できたり。
*4:まあ幻惑ネタも、松本零士版まで広げれば《原作》にあるんですけどね。
*5:エンドクレジットで確認して「ああ、そうなのか」と妙に納得できた(笑)から
間違いないと思うんですが、プログラムでもWikipediaでもCGディレクター
:上地正祐とあるのみで、今西氏の名前が出てこないんですよねぇ。
>イルミダス
ってなんだっけ?だったので、Wiki先生に聞いてみました。『わが青春のアル
カディア』に登場する異星種族のようですな。
松本ワールド特集のムックによると、ガトランティス人と同根(むろんガト
ランティスの方が分家という辺りがいかにもな(苦笑)ですが)という設定に
なっているとか。『・・・2199』的にも、地球人とガミラス・イスカンダル人と
の関係性に近い種族なのかも知れないですね。