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今から1700年前、伊豆山の浜辺に”不思議な光る鏡”が現れた。鏡は波間を飛びかっていたが、やがて西の峰に飛び去った。
その様子は、日輪の様で、峰が火を吹き上げている様に見えたので、日が峰と呼ばれ、やがて”日金山”と呼ばれる様になった。
そして273年”松葉仙人”がこの光る不思議な鏡を崇め、小さな祠を建てて祀ったのが開山と伝承されている。
594年、走湯権現の神号を賜り、その後836年、甲斐國の僧、賢安が日金山本宮から神霊を現在の伊豆山神社のある地に遷したと言われている。
鎌倉時代は、源頼朝のあつい信仰に支えられ”現在本尊として祀られている延命地蔵菩薩像も頼朝公の建立によるもの”
地蔵菩薩は、地獄にこの身を置いて、地獄で苦しむ者を救ってくれる仏であることから”死者の霊の集まる霊山”としてあつい信仰があり、今も尚、春秋の彼岸には多くの人が登山して、神仏や先祖供養のために卒塔婆供養をしている。
273年開山とは、凄く古いですね。
当初は、神社として開かれ、途中からお寺としての機能も加わった様ですね。
神仏混合、宗誌@派は不問の様です。
更に、鬼伝説があります。
”日金の山に鬼がいる”昔から「伊豆地方の死者の霊魂は、みな日金山に集まる。春秋の彼岸に日金山に登ると、通行人の中に、会いたい人の後ろ姿を見ることができる」と云い伝えられて来た。そして「日金のどこかに地獄と極楽があると信じられている。」
「天正10年12月、朝比奈弥太郎が、家康の命をうけ、韮山の北条氏規を訪ねる為、十国峠を越え日金の山を下る途中、六尺豊かな大男に出会い、その男が亡者を迎える鬼であった。」という話が伝えられたもの。
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しばらく歩くと道路脇にお地蔵さんが立っています。
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こちらにもあります。
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この日は、雪が降った翌日で、凄く寒く、また地蔵の周りにある風車が、カラカラと回転する様子は、かなり淋しい。
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このまま舗装された道を進めば、お寺に到着しますが、右手に脇道があり、その林道の方が雰囲気が楽しめるので林道を行きます。
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林道の両脇には、地蔵が立ち並んでいます。
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中には、唐黷トいたり、埋もれているものもあります。
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起こしてあげようかとちょっとやって見たのですが、意外に重くてやめました。(笑)
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斜面の下、木々の間から何か見えて来ました。
相当古い墓地の様です。
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下に下りて来ました。
これは!
ミニ地蔵が大量にあります!
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地蔵の大群が押し寄せています。
何とも言えない光景です。
これは、売店で販売しているお守りの地蔵(¥500)を買って、一年経って戻したものを供養してあるのですね。
私も買ったのですが、今も持っています。(笑)
続く>>