一軒家の廃屋のタレコミだが、観光施設等と比べて、記事にする程のものかどうかであり、スルーしようとしたところ「某医院開業者が住んでいた家で、大正、昭和初期は、診療所が併設されていた。」と言う話しだったので、じゃあちょっと行ってみようか、と思い立った。
この物件は、住宅街にあり、民家に囲まれていて、真昼間の訪問は困難なので、陽が暮れてからの訪問になった。
厚着をして来たつもりだったが、かなり寒い。
玄関を見る限りでは、そんなに傷んでいない様だが、裏へ回ると
損壊している。
先に敷地内を探検しよう。
庭は、植木や植物が伸び放題、雑草が生え、長い間放置されている事が伺える。
古い廃屋を訪れると、総じて庭に大き目の洗い場がある。
昔は、農家が多く、採って来た野菜を洗った為である。
診療所が併設されていたのは、昔の話で、今は無く物置小屋が建っている。
中を覗いて見たが、医療に関係する物はなく、畑仕事の道具が置いてある。
それではそろそろ、屋内を見させて頂きます。
見事に廃れている。
残留物があるまま廃れて行いくのが素晴らしい。
食堂
食器やテーブルがそのままの状態だ。
残留物が多いのは良いが、あまり廃れていないと少々残念である。
真っ暗な廊下
床が抜けない様にそっと歩く
ギシ、ギシと軋む音がする。
素晴らしい廃れ感だ!
玄関に立って、屋内を見てみた。
漢字で何か書いてある屏風、西洋人形、こけしは、古い廃屋でよく見かける光景で良い。
天井から下がっているのは、ランプ!だ。
ランプが照明だった時代は、大正初期なので、これは飾りかもしれない。
しかし陽が暮れてからの訪問は、真っ暗で静寂に包まれている。
最近は、健全に昼間の探訪が主なので、久しぶりに羽目を外すと結構緊張する。(笑)