富士の樹海は、富士山の噴火に因って溶岩が流れ、その溶岩の上に森林が出来たものであり、まだ1200年程しか経っていないそうである。
富士山は、霊山、信仰の対象でもある。
当日私は、紅葉を見に行こう(撮ろう)と思い、適当なスペースに駐車し、林の中へ入って行きました。
静かで、冷たく澄んだ空気、人っ子一人いなく、聞こえるのは、私の落ち葉を踏む足音だけ、とても癒される。
何枚か撮影していると、人の足音が"ガサ、ガサ"と近づいて来たので、あれ?と思って、そちらを見ると、キャップをしリュックを背負った50代位の男の人がこっちへ歩いて来る。
私は「へぇーどんな場所にも人っているもんだなぁ」と思いました。
男性と擦れ違う時
私「こんにちは」
男性「写真ですか?」
私「はい、ウォーキングですか?」
男性「ええ、まぁ、そんなところです。では」と簡単な挨拶を交わした。
「私ももう少し散策するか」と思い、しばらく撮っていましたが、意外と寒くなって来たし、薄暗くなって来たので「そろそろ引き上げようかな」と思った時
木で出来た相当廃れた鳥居がありました。
崩れた階段も先へ続いている様です。
「こんな所に、何だろう?神社か何かがあるのかな?ちょっと薄気味悪いけど、行ってみよう。」
私は、恐る恐る鳥居を潜り、崩れた階段を上げって行きました。
階段を登った後は、獣道の様になっていて、しばらく進むと
「ゎぁ~、やっぱりあっちゃったかぁ~、神社?お堂?祠?」
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