富士山麓、炉端焼店の廃墟
我々は、他所で廃墟探訪を済ませた帰りで、夜十時頃になっていた。
当集落に差し鰍ゥったところ、闇夜に浮かび上がる当該廃墟を視認した。
”ぽつぽつ”と小雨の降る夜、民家も殆どない場所で、辺りはかなり薄気味悪い雰囲気だ。
こんな日にどうかとは思ったが、次回来るのはいつになるか分からないので、隊員と話し合い、探検する事になった。
そしていざ特攻しようと、向かい出したところ、なんと珍走団のバイクが8台やって来たので、直ぐ車に避難、しばらく様子を伺っていたが、廃屋へ行く様子はない様だ。
私達は、特攻再開した。
門まで来た。
中は真っ暗で何も見えない。
脇に人一人通れる間があったので、そこから失礼させてもらった。
建物の前へ来た。
私「ぅゎぁ」
B「ぅゎぁ、夜の廃墟って不気味だねw、私は、夜はめったに行かないので、こわすぎるw」
そうとうな雰囲気で、作り物とは違うリアル感がある。やはり廃墟は昼間も夜も面白い。
私も最近は、夜廃墟はしなくなってしまったので、久し振りだ。
敷地内には、何かの作業で使った材料やユンボが放置されていた。
店の出入り口に来た。
現場事務所か倉庫の様で、ハズレな感があるが、とりあえず屋内を見てみることにする。
出入り口の戸は、何年も人が来ていなかったらしく、かなり重たく「ガ、ガガガッ」と言った感じに開いた。
広い土間になっており、いきなりキッチンがあった。
私「出入り口入っていきなりキッチンて、変だな。何だかやっぱり建設会社の現場事務所の様な..」
B「何かの部品が残ってる、設備系の会社だったのかな、ハズレ物件ぽいね..」
真中の扉は施錠されていた。
受付があった。
私「受付がありますね、いちよ屋内の確認もしておきましょう、受付台を乗り越えて、右側のドアから入って行きましょう。その前にデスクなどがあるので、残留物確認をしましょう。」
額があった。
題名は、その名も”巻狩”モチーフは頼朝の家来、曽我兄弟の十郎、五郎だろうか
古い内線電話機がある。メーカーはNEC。
レジスターがあった。横に、手で回す凸手が付いている、かなりの年代物だ。
メーカーは、JAGUAR。
会社事務所ではないのか?
続く>>
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