
今日は、77回目の原爆の日。
先月末からほぼ毎日残業で、在宅勤務を選んだ前日も結局21時まで仕事。
来週から1週間、夏季休暇を取ることにしたので、まあ仕方なしといったところです。
そんな状況だったので、頭が働かなかったのでしょう。
原爆投下時刻を間違えるとか、広島県民失格ですな(汗)
まだ時間があると思って二度寝して、起きた時には湯崎知事の挨拶の場面でした。
平和祈念式典は、やっぱり最初から見なくてはだめですね。
地元のケーブルテレビでは夜に必ず再放送をするので、そちらで見ることにします。
せっかく原爆の日が休日と重なったので、式典後の平和公園へ行ってみました。
今年はあの事件があったせいで、警備も厳しかったようです。
来年、広島で開催されるG7サミットでは、すでに事業者への協力依頼などが出されている模様。
2010年に横浜へ行ったとき、APECが開催されるということで、日本中の警察が応援に来ていました。
広島でも、あの時のような光景が見られるのでしょうか。
会場はすでに撤去が始まっていて、色々なものが集められていました。
これは移動式ミスト扇風機と呼ばれるもの。
ミスト入りの風だと、体感温度が3~5℃ほど下がるそうです。
中継を見ていると、皆さんスーツにネクタイにマスクも着けて、非常に暑そうでした。
こんなもので間に合いそうにもない気がしましたが、どうだったんでしょうね。
慰霊碑の前には、いつものように行列ができ、この暑い中を皆さんきちんと並んでいます。
私は場所にはこだわらないので、写真の位置から黙祷。
それにしても、例年に比べるとずいぶん人が少ない気がします。
今年は土曜日だからさぞ人が多いだろうと思っていたので、ちょっと意外でした。
資料館も余裕で入れそう。
ちなみに、現在は来館予約不要。
未就学児、小学生、中学生は無料、土曜日は高校生も無料で見学できます。
原爆の子の像の前に行くと、木陰でご婦人のグループが「青い空は」を歌っていました。
原爆の歌のひとつで、小学校で習った記憶があり、1番なら歌詞を見ずに歌えます。
3番の「すべての国から戦(いくさ)の火を消して」というフレーズが、胸に響きます。
核戦争が現実のものになりそうな、そんな危険を孕んでいる今の世界情勢。
広島に落とされたものよりも、もっと威力のある現代の核爆弾。
そんなものを使って国を奪っても、放射能まみれで住めたもんじゃない。
そんなものを使ってまでして奪った物が、人を幸せにするとは思えない。
猛暑とか豪雨とか、日本だけでなく世界中が異常気象で大変なことになっている。
地球規模で何とかしなくちゃ、って状況なのに、自国(自己?)の利益のためだけに動いてる。
困ったものです。
今年の原爆の日は、いつもの年よりたくさんのことを考えさせる日になりました。
広島の原爆投下時刻は、8月6日午前8時15分。
長崎の原爆投下時刻は、8月9日午前11時2分。
9日は間違えずに黙祷しよう。
ちょうど50年前、平和教育の一環として、
小学校の体育館で映画「ひろしま」を鑑賞いたしました。
大変な衝撃を受けたのですが、
「実際はあんなものではなかった。もっともっと酷かった。」
と聞いて更に驚きました。
世間の空気が、核兵器保有に前向きな感じになっているのが
残念です。
持っているってことは、使えるってことなので。
来年のG7サミットでは、世界の指導者たちにも、
ぜひ資料館を見学して過去の惨禍を知ってもらって、
認識を改めてもらいたいものです。