は~ふたいむ

仕事帰りにカフェに寄り道して、一緒にコーヒーなど飲みながら、
他愛のない話をして過ごしたい。そんな時間。

企画展へGO! 〜古代メキシコ展

2023年07月21日 | 企画展

2日目の朝。
広島より日の出が早く、外が明るくなるのに合わせて目覚めたら、まだ4時過ぎでした。
キングサイズのベッドで枕と戯れながら、ダラダラと起床。

窓からの眺め。
手前に緑があって、夜よりも明るい方がいい感じです。
7時頃にようやくベッドから出て、身支度をして、8時過ぎに朝食。

いいホテルのビュッフェは、お皿も料理も温かいのが嬉しいです。
野菜をたっぷり盛り付けてヘルシーに、焼きたてのオムレツもいただきました^^
デザートは、カットメロンとスイカをチョイス。

隣のテーブルには山盛りのスイカが(笑)
この調子だと、次は山盛りのメロンが運ばれてくるのかな?
安いホテルと違ってガツガツした人は少なく、ゆったりと朝食を楽しみました。

品川から上野までは、上野東京ラインを使えば3駅、14分で到着。
上野に来たのは、コロナ前の2019年7月以来で4年ぶりです。
駅舎はすっかりキレイになって、駅の前にあった道路は無くなっていました。

上野公園には、2つの博物館と3つの美術館がありますが、まだ行ったことがない所がありました。
それがこちら。
建物の前では、公式キャラクターのトーハクくん(左)とノリユキちゃん(右)がお出迎え。

今回のお目当ては、東京国立博物館で開催中の「古代メキシコ展」です。
マヤ、アステカ、テオティワカンという3つの古代文明に焦点を当てた企画展。
もう、名前が並んでいるだけでもワクワクしますw
古代文明とか古代都市とか古代神とか、どれも私の大好きなテーマです。
展示物は写真撮影OKということで、特に印象に残ったものを貼っていきます^^

この「死のディスク石彫」は、テオティワカンの「太陽のピラミッド」から出土したもの。
日没は太陽の死、日の出は再生。
古代の人の考えは非科学的だと分かっていても、不思議と合点がいきます。

こちらもテオティワカン文明で、「羽毛の蛇ピラミッド」の出土品。
羽毛の蛇神とは「ケツァルコアトル」を和訳した名前で、メソアメリカ文明で信仰されていた神様です。
見た瞬間、もう「ゼルダの伝説」に出てくるヤツだ!と、心の中で大興奮(笑)

ナウシカに出てきそうな、嵐の神の壁画。
手に持っているのはトウモロコシで、当時の人々の主食でした。
そんな神様がいるかと思えば、そのトウモロコシもまた神様だったり。
生活と密接に関わるものを信仰の対象にするところは、日本神話の八百万神に通じる所がありますね。
なお、人間はトウモロコシから生まれたんだとか^^

マヤ文明の土器。
描かれているのは「セイバ」という神聖な木で、地下世界と地上の世界をつなぐもの。
何だか、ゼルダの伝説に出てくる「破魔の根」みたい(笑)

マヤ文明の土器で、カカオを飲むためのカップなんですって。
今のように甘い飲み物ではなかったそうですが、カカオのいい匂いを楽しんだのでしょうか。

マヤ文明の石版。
歴代の王の即位のことが記されているそうですが、よく読めましたね!

ボンバーマンみたいで可愛い(笑)
文字を生み出し、記録し、支配し、信仰し、文明を築いて、やがて滅びる。
捕って食べて生きていくだけでも良かったはずなのに、人間というのは不思議な生き物です。

展示物はどれも写真撮影可。
その中で一番人気?だったのが、ポーズが可愛いマヤ文明「チャクモール像」です。
腹の部分が皿のようになっていて、供物や生贄の心臓などを捧げるのに使われたんだとか。

鷲の戦士像は、アステカ文明の出土品。
鳥の着ぐるみを着たおじさんにしか見えませんが、高位の戦士なのだとか。
状態がとても良かったので、レプリカだろうと思ったら本物。
こんなに大きなものが、現代までそのままの姿で残っているのはすごいです。

そんな高度な文明も、もっと先を行く西洋の国に征服されて滅亡。
ただ、人心供物にする捕虜を確保するために戦争するような状態なので、国としては限界だったのかも。
もしスペイン人に見つからず、内乱や隣国との戦争などでアステカが滅ぼされて次の文明が生まれていたら、どんな世界になってたんだろう?

古代神「ケツァルコアトル」と「テスカトリポカ」のことは、漫画「孔雀王」で知りました。
漫画の中で、前者は太陽の神で善良、後者は破壊の神で邪悪な存在として描かれていました(^^;
展示を通じて、私の中に刷り込まれたイメージが払しょくできて良かったです(笑)

11時に到着して、企画展を見終えたのは13時半。
展示室を行きつ戻りつしながら、同じ展示物を3回くらい見て大満足。
グッズも買って、一旦外へ。

レストランでは、企画展コラボメニューのパフェをいただきました。
出土品でよく使われている翡翠の緑色をモチーフにしていて、抹茶がメイン。
この前にピラフも食べているのですが、甘すぎない味だったので問題なく完食できました。

食事しながら1時間ほど休憩した後、せっかくなので常設展示を見学して帰ることに。
東京国立博物館には6つの展示館があり、企画展があった平成館の1階は考古展示室。
日本の美術を満遍なく紹介していて、アルバムでいえばベスト盤みたいな感じ?
書や陶器、仏像や刀剣、浮世絵などがありました。

そして、今日イチの大興奮(笑)
平成館の考古展示を見学していたら、これを見つけてしまいました。
教科書で見たことあるヤツ!
「遮光器土偶」です。

教科書では分からなかった大きさや、後ろ姿を見ることができました^^
そういえば、この「遮光器」ってゴーグルのことなんですって。へー。
最近は、土偶は植物の根を擬人化したものだと言う説もあるそうです。
マヤ文明の、トウモロコシの神みたいな感じで作ったのかも知れません(笑)

展示物の中で土偶の次に印象に残ったのは、「千虫譜」という日本で最初の虫譜。
昔は、ミミズもエビもコオロギも、小さな生き物をひっくるめて虫と呼んでいたんですね。

平成館の考古学展示が面白くて、気づけばもう閉館時間。
博物館って楽しいですね!
東洋館と黒田記念館は、また別の機会に見に行くことにします。

夜は、一旦ホテルに戻ってシャワーを浴びて、涼しい服に着替えて水族館へ。
ちょうど、本日最後のイルカショーが始まる時間でした。
花火をテーマにした、プロジェクションマッピングとイルカショー。
イルカの世界にも働き方改革が進んだのか、イルカの出番が少なかったような気がします。
こういうショーは、もうすぐ法律で禁止されるんだとか。
寂しいなぁ。

晩御飯は、回らないお寿司。
せっかくなので、回る寿司ではあまり食べられない貝をメインに注文しました。
どれが何貝だったか忘れたけど、どれも美味しかったです。

食後の運動を兼ねて、お庭のイルミネーションを見物。
最近は、竹で組んだ鞠を使ったイルミネーションが定番になって来ましたね。

ゴージャスなイルミネーションもありましたが、ちょっと時代を感じる?

泊まっていない方のプリンスのロビーはこんな感じ。
座っているだけで優雅な気分になれました^^
その後はジムで20分ほどエアロバイクを漕いで、就寝。

なお、古代メキシコ展の戦利品。
妙に心惹かれて、羽毛の蛇神のペンケースを買ってしまいました(笑)
ペンケースとして使うかどうかは分かりませんが。
トウモロコシ由来のプラスチックでできたタンブラーは、会社で使おう

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