は~ふたいむ

仕事帰りにカフェに寄り道して、一緒にコーヒーなど飲みながら、
他愛のない話をして過ごしたい。そんな時間。

白浜STAY 〜2日目・くじらの博物館

2020年10月30日 | 旅行

白浜旅行2日目は、白浜を離れて太地町を目指します。
このためにレンタカーを借りたのですが、とにかく太地町は遠かったです。

朝8時、ホテルを出発。
平日で通勤時間帯に当たったのか、市街地の渋滞がひどく、紀勢自動車道に出るまでにかなり時間がかかりました。
で、そこから自動車道(無料区間)の移動もけっこう長かった。

ホテルを出発して約50分。
ICを降りた所に「道の駅すさみ」があったので、とりあえずトイレ休憩。
ここからしばらくは、ひたすら沿岸線を走るルート。
道路沿いに「サラシ首層」という景勝地がありましたが、写真だけ撮って先を急ぎます。

そこから40分ほど走り、「道の駅くしもと橋杭岩」で2回目のトイレ休憩。
岩がそそり立つ景勝地ですが、ここも見た見た!撮った!で移動。
串本の海沿いにはこういう景色が多く、立ち寄らなくてもドライブ中に十分楽しめました笑

そこから30分走り、10時に「太地町立くじらの博物館」到着!
Google Mapでは1時間半と言っていたのに、2時間かかりました。
駐車場を見るとバスがいっぱい・・・中学生の修学旅行かな?

生徒で混雑する前に、博物館を見学してしまいましょう。
先に3階まで上がり、そこから降りながら展示を見ていきます。
天井から吊るされているのは、セミクジラの実物大標本と、勇ましいクジラ漁師の皆さん。
ここでは捕鯨の道具や歴史などが紹介されています。

クジラには捨てるところがないと言われていますが、骨とか髭の他に脳の脂も使われるんですね。

2階は、クジラやイルカの内臓などの標本が並んでいます。
一つ一つがとても大きく、他の博物館ではなかなか見られない展示です。

クジラは元々、陸の動物だったという展示。
昨年「福井県立恐竜博物館」で見た「パキケタス」もいますね。
これまで見てきたものが知識としてつながると、とても幸せな気持ちになります^ ^

1階には、民族資料館っぽいジオラマ展示が。
太地町は古くから捕鯨が盛んで、日本の捕鯨発祥の地と言われているそうです。
それにしても、どうしてあんな大きなものに挑もうと思ったんだろう??
ジオラマを見ながら、クジラ漁師さんたちに想いを馳せました。

30分で展示を見終えて外に出ると、ちょうどクジラショーが始まるところでした。
イルカショーは観たことがあるけど、クジラも芸をするの??

しっかり芸をしていました!
大きいだけに、ジャンプもダイナミックです。

とは言うものの、クジラとイルカは分類上、同じ「鯨偶蹄目」の生き物。
体長4m以下のものをイルカと呼んでいるだけなんだとか。
よって、クジラもイルカと同様に芸を仕込めるそうです。

クジラショーの後は、ふれあい桟橋でイルカやクジラと戯れます。
桟橋に入ること自体は無料で、300円で餌付け体験もできます。

それも、係員なしのフリーで!
「壱岐イルカパーク」に行った時は、デッキを歩くだけで500円も取られたのに。

そのうえ餌付けは1000円で、携帯電話持ち込み不可(同伴者のみ可)だったのに。
ここは時間制限もなくふれあい放題ですw

この子は、ピンク色にも見えるけど、白いハナゴンドウ。
とっても愛らしい顔をしています。

水族館のプールや水槽でしか観られないものが、こんなに近くで観られるのってスゴくない?
これだけでも、2時間かけて来た甲斐があったというものです。

博物館の見学を終えたのか、デッキの上に中学生が増えてきたので、敷地内にある海洋水族館へ。

水族館というほど魚はいませんでしたが、水槽トンネルにイルカがたくさん泳いでいてキレイでした。
アルビノのイルカもいたらしいのですが、光線の具合で良く分からず。

最後は、やっぱりイルカショー。
イルカショーでよく見られるのはバンドウイルカですが、ここの子たちはカマイルカ。
体の色と、背ビレが鎌のように反っているのが特徴です。

バンドウイルカよりも体が小さいのに、ものすごく高くジャンプできます。
ボールの所まで何メートルくらいあるんだろう??
イルカと戯れた後ということもあり、いつも以上に楽しく観覧できました。

12時に博物館を出て、ちょっと寄り道。
ここは博物館のすぐ近くにある、穏やかな入江を臨む公園ですが、よく見ると警察官や海保の人が立っていてます。
昔、イルカ漁を描いた映画がありましたが、ここはその舞台になった場所です。

ここも来て見たかったんですよね。
何処にあるか知らなかったので、ココだー!とテンション上がりまくり。
その勢いで、つい近くにいた警察官に話しかけてしまいました笑
「ずっと見張ってるんですか?」
「そうでもないですが・・・ビーガン(完全菜食主義者)の方ですか?」
「いえいえ、ただの観光客です」
色々と教えてもらった一方で、何処から来たのか何しに来たのか色々と訊かれました。
今思えば、あれは職務質問のようなものだったのかも知れませんね(^^;

入江とは反対方向に向かって車を走らせ、捕鯨船の屋外展示を観て、太地町の観光は終了。

お昼ご飯は「道の駅たいじ」で。
青い郵便ポストは珍しいですね。
イルカも可愛いですw

とか言いながら、食べちゃう(笑)
滅多にない機会なので、イルカの刺身とすき焼き定食を注文。

イルカの刺身は、見た目はクジラと変わりませんが、臭みはなく味はハマチ?
すき焼きの方は、味はクジラほど特徴はなく、肉は硬くて食べるのが大変でした。
筋肉が発達しているのでしょうか。

結論、イルカ肉は無理して食べなくてもいいかなー(^^;
クジラ肉は、これから普通に食べられるようになる?
日本は昨年、IWC(国際捕鯨委員会)を脱退して商業捕鯨を再開。
今年から商業捕鯨のクジラ肉が流通し始めているそうです。
手軽に口に入るようになったら、給食の献立にあった「クジラの竜田揚げ」をまた食べてみたいです。

(つづく)

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