は~ふたいむ

仕事帰りにカフェに寄り道して、一緒にコーヒーなど飲みながら、
他愛のない話をして過ごしたい。そんな時間。

現代美術の世界

2005年02月27日 | ドライブ
昨日は小雪のちらつく中をせっかく洗車したのに、
今朝は薄っすら雪化粧という悲しい仕打ちを受けました。

寒い中、定例のロードスターのミーティングに出勤。
ミーティングの後は、有志でマツダミュージアムに行くことになりましたが、
私は既に2回も見ている物好きなので、別のミュージアムに行ってきました。

広島市現代美術館は昔からよく足を運ぶ場所です。
現代美術というと、たいてい意味の分からないモノが多いのが常で、
関心したり感動したりするよりも、首をかしげながら鑑賞するような感じです。

今日観た「草間彌生(くさまやよい)展」も、悩ましいものばかりでした。
水玉と網目模様をモチーフに、独自のアートを展開する76歳の女性アーティスト。
作品は、突起物で覆われた壁やボートや脚立やら・・・床から生えた触手やら。
巨大なカンバス一面に描かれた網目模様、床を覆い尽くす鏡の球体やら。
タイトルを見ても意味不明です。

だからこそ、現代美術。
やったもの勝ちのような気もしますが、やれるだけの感性があってこそ。
何かに突き動かされて、その正体を自分で暴いて、目に見える形に表現する。
見たままを描き造る美術とは違う面白さがあります。

この展示の最後に「水上の蛍」という作品がありました。
床には水を張り、天井と四方を鏡で囲み、天井から無数の電球を吊り下げた暗い小部屋です。
中に入ってドアを閉めると・・・どんなふうになるか想像ができますか?
合わせ鏡の中に、無限に広がるイルミネーションの空間。
それはこの世のものとは思えない美しい世界です。

今、私は「草間彌生」と精神世界にいるのだ・・・。

展示の意味は相変わらず不明ですが、そんなふうに感じました。
現代美術とは、そうやって勝手に思い込んで楽しめばいいのです(笑)

この展示は、広島では4月17日(日)まで開催しています。
全国を巡回するようなので、チャンスがあればぜひ。

草間彌生 公式ページ http://www.yayoi-kusama.jp/
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