は~ふたいむ

仕事帰りにカフェに寄り道して、一緒にコーヒーなど飲みながら、
他愛のない話をして過ごしたい。そんな時間。

休日ドライブ ~三次もののけミュージアム

2021年05月02日 | ドライブ

7連休も既に4日目。
レジャーらしいことを何ひとつせずに終わるのもつまらないので、この日は近場をドライブ。
当初は世羅方面へ行こうと思っていましたが、コロナ禍中とは言え、やはり山陽道の渋滞が心配。
中国道なら大丈夫だろうと、北へ向かって走ることにしたのですが・・・。

事故でもあったのか?
やけに車が多い、というか車間が狭い(汗)
若干の怖さを感じて広島北ICで降りてしまいました。

デジイチを持って出かけていたので、土師ダムへ寄り道。
既に時計は11時を回り、のどごえ公園近くの駐車場はほぼ満車。
桜が終わっても人気のスポットなんですよね。

咽声さん、お久しぶり。
まぶしい新緑と青空をバックに、相変わらず悲壮感たっぷりです。

そして、目の前に広がる不思議な光景。
ここはキャンプ場か??

さながらテントの見本市です(笑)
家族連れからおひとり様まで、大小様々なテントが並んでいます。
周りの人と物理的な距離が保てるので、心理的な安心感が得られるのかも知れませんね。
夏のビーチでよく見られた光景が、これからはレジャーの定番になるのでしょう。

土師ダムには藤の花を撮ろうと思って立ち寄ったのに、既に終わってた?
山藤は遠目にも分かるくらい咲いているのに、不思議です。

仕方がないので、他の被写体を探して単焦点一本勝負。
35mmマクロレンズで、ツツジの花や若葉など、目についたものを撮影。

風が強かったり光線が強かったりでオート撮影が難しく、フルマニュアル撮影。
手動でピントを合わせ、シャッター速度と絞り値を探ってカメラと格闘しました。

土師ダムでは1時間ほど過ごし、下道で三次へ移動。
こちらに来るのは、2019年のロードスター30周年ミーティング以来です。
13時過ぎに現地到着。
ちょうど駐車場の空きが出たタイミングで良かった。

見学する前にレストランでお昼ご飯。
地元の野菜を使ったカレーとハンバーグ定食をいただきました。

まあ、こういう所で食べるなら、まずハズレがないメニュー(笑)
お昼時を外しているので人が少なく、ゆっくり食事ができました。

「三次もののけミュージアム」は、日本屈指の妖怪コレクター・湯本豪一氏のコレクションの寄贈を受けて、2019年4月にオープン。
三次は、江戸時代から伝わる妖怪物語「稲生物怪録(いのうもののけろく)」の舞台になったゆかりの地。
そのような背景もあり、ミュージアムでは湯本氏の妖怪コレクションの他、稲生物怪録の絵巻などの資料が展示されています。

稲生物怪録に関する資料は撮影不可とのことで、ざっくり説明を。
この利発そうな少年が、主人公の稲生平太郎くん、16歳。
その平太郎くんが、1か月間、魔王が仕向けた妖怪から日替わりで嫌がらせを受けながらも、それに耐えるという話?
絵巻に描かれている平太郎は、妖怪が現れても全く動じない様子で、なかなかのメンタルの持ち主に見えました(笑)

妖怪といえば、何年か前に「妖怪ウォッチ」がブームになりましたよね。
小学生くらいの頃には、不思議なものや怖いものに好奇心を持つ時期があります。
私が子供の頃には、どろろん閻魔くんとか妖怪人間ベムとか、おどろおどろしいアニメが流行しました。

UFOとか心霊写真とか、未確認生物(ネッシーやツチノコ)もブームになりましたね。
展示を見てはしゃぎまわる子供に、ふと、そんなことを思い出しました。

こんな紙芝居いやだ!
当時でなくても、普通に子供が泣くレベル(笑)

おどろおどろしい妖怪たちは、どこか滑稽で、いきいきとしています。
ミギーがいますね。(カタツムリ?)

ゴジラもいましたよ?
昔の人は想像力が豊かなのか、それとも幻覚作用のあるものでも飲んでいたのか。
こんなの、心の目にしても体の目にしても、見えてないと描けないでしょう(笑)
なお、ゴジラではなく「豊年魚」という幻獣だそうです。

私には見えていないだけで、本当にいるのかも知れない。
広島発祥の未確認生物「ヒバゴン」も、見たという人がいたからこうして伝承されてるわけで。
「存在する」という証明も「存在しない」という証明もできないのですから。

展示の見学は1時間ほどで終了。
帰る前に、敷地内に設置されている展示物を見学。

このベンチの木彫りは「アマビコ」という、アマビエと同じ予言獣。
今年4月に設置されたばかりで、いつの日か「コロナ禍」を伝承する展示物となるでしょう。

他にも、所々に妖怪たちが。
予算の都合かどうかは分かりませんが、パネルで何とかしようとする所がグッと来ます(笑)

こんなところにも!
何のキャラクターなんだろう?可愛いですネ。
妖怪がテーマと聞いて期待はしていませんでしたが、資料展示が多くて大人でも楽しめました。

帰りは、高北広域農道で千代田へ。
久しぶりに走るルートだけど、ちゃんと道順を覚えていて良かった^^
素晴らしい眺めです。

太陽が少し傾き始めた頃、土師ダムへ戻ってきました。
せっかく鯉のぼりが元気に泳いでいるので、再び単焦点一本勝負。

49mmのLimitedレンズでは、さすがに長さが足りないです(笑)

でも、パソコン画面上で引き延ばしてみると、ここまで撮れていました。
単焦点レンズだからと言って諦めずに、何とか撮ってやろうと被写体に挑むことが大切なんですね。
来年は77mmの単焦点も使って撮ってみよう^^

(おまけ)
もののけミュージアムで買った自分用のお土産。
包み香といって、財布や鞄に入れたり、手紙やのし袋に入れて香りを楽しむものです。
京都にある高台寺の絵巻物に描かれた九十九神が描かれています。
百鬼夜行ならぬ「百鬼夜香」とは、なかなかのネーミングセンスw

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