7連休も既に4日目。
レジャーらしいことを何ひとつせずに終わるのもつまらないので、この日は近場をドライブ。
当初は世羅方面へ行こうと思っていましたが、コロナ禍中とは言え、やはり山陽道の渋滞が心配。
中国道なら大丈夫だろうと、北へ向かって走ることにしたのですが・・・。
事故でもあったのか?
やけに車が多い、というか車間が狭い(汗)
若干の怖さを感じて広島北ICで降りてしまいました。
デジイチを持って出かけていたので、土師ダムへ寄り道。
既に時計は11時を回り、のどごえ公園近くの駐車場はほぼ満車。
桜が終わっても人気のスポットなんですよね。
咽声さん、お久しぶり。
まぶしい新緑と青空をバックに、相変わらず悲壮感たっぷりです。
そして、目の前に広がる不思議な光景。
ここはキャンプ場か??
さながらテントの見本市です(笑)
家族連れからおひとり様まで、大小様々なテントが並んでいます。
周りの人と物理的な距離が保てるので、心理的な安心感が得られるのかも知れませんね。
夏のビーチでよく見られた光景が、これからはレジャーの定番になるのでしょう。
土師ダムには藤の花を撮ろうと思って立ち寄ったのに、既に終わってた?
山藤は遠目にも分かるくらい咲いているのに、不思議です。
仕方がないので、他の被写体を探して単焦点一本勝負。
35mmマクロレンズで、ツツジの花や若葉など、目についたものを撮影。
風が強かったり光線が強かったりでオート撮影が難しく、フルマニュアル撮影。
手動でピントを合わせ、シャッター速度と絞り値を探ってカメラと格闘しました。
土師ダムでは1時間ほど過ごし、下道で三次へ移動。
こちらに来るのは、2019年のロードスター30周年ミーティング以来です。
13時過ぎに現地到着。
ちょうど駐車場の空きが出たタイミングで良かった。
見学する前にレストランでお昼ご飯。
地元の野菜を使ったカレーとハンバーグ定食をいただきました。
まあ、こういう所で食べるなら、まずハズレがないメニュー(笑)
お昼時を外しているので人が少なく、ゆっくり食事ができました。
「三次もののけミュージアム」は、日本屈指の妖怪コレクター・湯本豪一氏のコレクションの寄贈を受けて、2019年4月にオープン。
三次は、江戸時代から伝わる妖怪物語「稲生物怪録(いのうもののけろく)」の舞台になったゆかりの地。
そのような背景もあり、ミュージアムでは湯本氏の妖怪コレクションの他、稲生物怪録の絵巻などの資料が展示されています。
稲生物怪録に関する資料は撮影不可とのことで、ざっくり説明を。
この利発そうな少年が、主人公の稲生平太郎くん、16歳。
その平太郎くんが、1か月間、魔王が仕向けた妖怪から日替わりで嫌がらせを受けながらも、それに耐えるという話?
絵巻に描かれている平太郎は、妖怪が現れても全く動じない様子で、なかなかのメンタルの持ち主に見えました(笑)
妖怪といえば、何年か前に「妖怪ウォッチ」がブームになりましたよね。
小学生くらいの頃には、不思議なものや怖いものに好奇心を持つ時期があります。
私が子供の頃には、どろろん閻魔くんとか妖怪人間ベムとか、おどろおどろしいアニメが流行しました。
UFOとか心霊写真とか、未確認生物(ネッシーやツチノコ)もブームになりましたね。
展示を見てはしゃぎまわる子供に、ふと、そんなことを思い出しました。
こんな紙芝居いやだ!
当時でなくても、普通に子供が泣くレベル(笑)
おどろおどろしい妖怪たちは、どこか滑稽で、いきいきとしています。
ミギーがいますね。(カタツムリ?)
ゴジラもいましたよ?
昔の人は想像力が豊かなのか、それとも幻覚作用のあるものでも飲んでいたのか。
こんなの、心の目にしても体の目にしても、見えてないと描けないでしょう(笑)
なお、ゴジラではなく「豊年魚」という幻獣だそうです。
私には見えていないだけで、本当にいるのかも知れない。
広島発祥の未確認生物「ヒバゴン」も、見たという人がいたからこうして伝承されてるわけで。
「存在する」という証明も「存在しない」という証明もできないのですから。
展示の見学は1時間ほどで終了。
帰る前に、敷地内に設置されている展示物を見学。
このベンチの木彫りは「アマビコ」という、アマビエと同じ予言獣。
今年4月に設置されたばかりで、いつの日か「コロナ禍」を伝承する展示物となるでしょう。
他にも、所々に妖怪たちが。
予算の都合かどうかは分かりませんが、パネルで何とかしようとする所がグッと来ます(笑)
こんなところにも!
何のキャラクターなんだろう?可愛いですネ。
妖怪がテーマと聞いて期待はしていませんでしたが、資料展示が多くて大人でも楽しめました。
帰りは、高北広域農道で千代田へ。
久しぶりに走るルートだけど、ちゃんと道順を覚えていて良かった^^
素晴らしい眺めです。
太陽が少し傾き始めた頃、土師ダムへ戻ってきました。
せっかく鯉のぼりが元気に泳いでいるので、再び単焦点一本勝負。
49mmのLimitedレンズでは、さすがに長さが足りないです(笑)
でも、パソコン画面上で引き延ばしてみると、ここまで撮れていました。
単焦点レンズだからと言って諦めずに、何とか撮ってやろうと被写体に挑むことが大切なんですね。
来年は77mmの単焦点も使って撮ってみよう^^
(おまけ)
もののけミュージアムで買った自分用のお土産。
包み香といって、財布や鞄に入れたり、手紙やのし袋に入れて香りを楽しむものです。
京都にある高台寺の絵巻物に描かれた九十九神が描かれています。
百鬼夜行ならぬ「百鬼夜香」とは、なかなかのネーミングセンスw
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