やっぱり2泊3日にすりゃ良かったかなー(汗)
今回は歩きっぱなしの東京STAYです。
チームラボプラネッツの後は、日本科学未来館で開催中の「マンモス展」に行きました。
11月4日が最終日だったので、モーターショーと合わせて行く予定を立てていました。
金曜日でしたが、どうも小学校の遠足か何かと重なってしまったようで、子供がいっぱい(汗)
まだ中に入る様子はなかったので、お昼ご飯を食べるのは後にして、さっさと展示を見ることに。
入ってすぐに、ケナガマンモスの子供「ディーマ」が展示されていました。
完全体で永久凍土から発掘され、部分的に毛も残っていますが、小さいのでゾウのミイラのようにしか見えませんでした。
最初のコーナーでは、主に骨格標本が展示されていました。
ステップバイソン。
ケサイ。
ホラアナライオン。
こちらははく製ではなく、マンモスの骨格に毛が生えていたらこんな感じだろう、という展示。
思ったより小さく思えるのは、夏に見た恐竜の骨格標本と比べてしまうからかも知れません。
次のコーナーは、ロシアの永久凍土から発掘された動物の冷凍標本の展示。
どれも世界初公開ということで、とっても貴重なもののようです。
これは約9,300年前に生息していたユカギルバイソン。
約42,000年前の古代馬の子供で、名前は「フジ」
昨年の8月に見つかったばかりで、調査にフジテレビが同行していたことに由来しているのかな?
内臓もしっかり残っている完全な遺体で、古生物学史上初となる「液体の血液と尿」の採取に成功したそうです。
その上側にあるのは、ケナガマンモスの皮膚。
かなり質感のあるマンモスの鼻は、32,700年前のもの。
薄っすらと霜のようなものが見えますが、展示ケース内の温度はマイナス23度。
今年の夏は台風が多くて、地域によっては停電もあったりして大変でしたが、こういう展示は停電が心配ですね。
温度が上がったら、組織の腐敗や崩壊が進んでしまうのでしょうか。
で、どれも貴重なものばかりだった気がしますが、唯一写真NGだった展示がコレ。
「ユカギルマンモス」の頭部の冷凍標本!
これはその複製。
2005年の「愛・地球博」で展示されたものだそうですが、キバも生えて皮膚もしっかり残っていました。
私たちが生まれるはるか昔に、こんな動物が生きていたんだなー。
で、こんな大きな動物を狩って、肉を食べていた原始人はすごいなー。
そんなポジティブでアグレッシブな生物だったから、人類は絶滅せずに生き延びてきたんだなーと思いを馳せました(笑)
なお、永久凍土からマンモスが発掘されるまで、マンモスはこんな姿だと考えられていたようです。
ん~、完全に牛なんだけど。
牙が生えた巨大なネズミかモグラのようなものは、まあ、けっこう近いかなー(笑)
地球温暖化の影響で、永久凍土もどんどん融け始めているそうです。
マンモス以外の動物や、何か出てくるとマズい古代の細菌なども見つかってしまうのでしょうか。
そう考えると、ちょっと怖い気もしますネ。
どれも貴重なものばかりだったのですが、こういう展示に少々飽きてきているのか、あまり感動はありませんでした。
とは言っても、企画展はその時にしか見れないし、行かなかったらこの先もう見ることができないだろうし・・・困ったものです(汗)
企画展の後は、館内のカフェで遅いお昼ご飯。
午後になると小学生に加えて中学生らしき生徒も見かけるようになり、どんどん人が増えてきました。
せっかくなので常設展示も見て行くことにしましたが、2012年に来た時とはずいぶん展示物が変わっていました。
「100憶人でサバイバル」という、地球上で起こる様々な災害の発生するしくみを模型にしたもの。
人間の脳のしくみや、社会との関わり合いを学ぶことができる展示。
説明パネルにはふりがなが振ってあるので子供でも読めますが、なかなか深い内容です。
理想の未来像の実現のために、理想の未来をくわだてる「ビジョナリーラボ」
子供たちがいっぱいで、ゆっくり見たり読んだりできませんでしたが、ここもかなり深い。
「当たり前って何ですか?」
「田舎でも今の仕事、できますか?」
「彼氏と彼氏、だめですか?」
などなど、色々な問いが投げかけられています。
一番驚いたのがコレ。
50年後に暮らす子孫たちに自分が選んだ理想の地球の未来を送る、ゲーム形式の展示。
こんなところで「バックキャスティング」という言葉を目にするとは思いもしませんでした。
子供たちにこれを教えるのかー、スゴイぞ!日本科学未来館。
たぶん子供たちは「何かよくわからんけど面白そう」って感じでやってるのかも知れませんが、かなり重たい内容です。
私は「ことばの多様性が守られている地球」を選んで、50年後の子孫に送ることにしました。
ルートを設定し、未来に向けて送り出します。
さあ、無事に未来に届くかな?
結果は・・・
失敗したようです(涙)
私の理想とした地球は2054年までしか続きませんでした。
グローバル化や、それに伴う世界共通語として英語の一元化が進む中で、少数民族の言葉や方言は滅びていきました。
・・・といった様々な問題を、ゲームを通じて教えてくれる展示という訳です。
以前に来た時にあったかどうかは覚えていませんが、こんな説明パネルがありました。
日本科学未来館の展示は、「問い」の展示といっても過言ではありません。
今度は、企画展もなく遠足もなさそうな時期に、ゆっくり見学したいと思います。
時間があったので、モーターショーのメガウェブ会場を見に行ったのですが、激込みだったのですぐに退散。
無料エリアだから?平日とは思えないほどの混雑ぶりでした(汗)
16時半頃、新幹線で帰宅の途に。
きれいな夕焼けの空に、富士山のシルエットが見えました。
東京へ行くのは、年内はこれが最後だと思います。
来年はオリンピックがあるから、人も増えて宿も取れなくなりそうですねー。
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