では、いよいよ手術のお話です。
自分がどんなことをされるのかは、ネット動画で予習済み(笑)
とにかくさっさと終わらせたいという気持ちの方が強かったので、特に怖さはありませんでした。
2日前から、目の細菌を殺すための抗菌薬を朝・昼・夜に点眼。
当日の朝は朝はゆっくり起床し、朝食も普通に食べて、コーヒーも一杯。
手術後3日間は髪が洗えないので、もう一度シャワーを浴びました。
10時から30分おきに散瞳薬の点眼を行い、12時にはしっかり瞳孔を開いて準備完了。
伴侶が半日休暇を取ってくれたので、12時半には家を出て病院へ送ってもらいました。
手術は13時からでしたが、ここからが早かった!
受付後、手術前の処置室に呼ばれたのが13時25分頃。
処置室に入ると、まず着けてきたマスクを新しいものと交換。
流れ作業のように洗面台の前に連れて行かれ、手洗いと洗顔後、看護師さんは手慣れた様子で私の頭にヘアアキャップを被せ、テープで止めました。
それから、服の上に作務衣のような術着を着さされた後、椅子に座って麻酔の点眼を2回。
点眼麻酔は20秒程度で効き始め、15分ほど持続するものだというのは後で知りました。
その間に血圧を測りましたが、測定値は上が130で下が85だった気がします。
普段は上85と下58くらいなので、まあまあ緊張していたのかなと(笑)
処置室からは手術室の様子が見え、白内障の手術は流れ作業のように行われていました。
感覚的には15分もかからないくらいです。
そして、前の人の手術が終わって私が呼ばれたのは、13時35分頃。
手術椅子に座ると、背もたれが倒されて頭をベルトで固定され、目を半透明のシートで覆い、器具で瞼を開いて固定。
「目を洗いますー」
「ちょっと沁みますー」
って声をかけられながら、たぶんシートの真ん中だけ開いて、洗浄液をジャバジャバかけて目を洗浄。
目に近すぎて、何をやっているかは見えません。
また、麻酔が効いているおかげか、沁みたり痛んだりすることは全くありませんでした。
「光を見ていてくださいねー」
という声と同時に視界は暗転。
真っ暗な穴の底からは、光の輪の中に黒い2つの楕円が見えましたので、そこに意識を集中。
その後、水の中にいるような視界に変わると、たぶん水晶体が目の中から吸い出されていき、ここで白内障の眼内レンズが入ったようです。
体感では5分もかからなかったのでは?
そして、黄斑前膜の手術スタート。
目の端あたりにチカチカした感じがありましたが、あれがテノン嚢下麻酔かな?
最初の麻酔よりも効きは長く、60分程度だそうです。
圧がかかるよーっという院長の優しい声の後、何かを目に押し当てられる感覚。
それからが忙しく、右見てー、左下見てー、そうそうー、と言われるままに頑張って目を動かします。
おそらく、白目に器具の入り口になるプラグがブッ刺されたのかと。
一瞬、赤青緑黒のノイズ映像が現れて場面転換した後、水の中からキラキラとしたファンタジーの世界に(笑)
光の中では、硝子体を吸い出しつつ液体が注入され、攪拌されるような水の影が。
そこへ青い着色剤が流し込まれて煙のように漂い、その次に乳白色の液体が放たれます。
光で照らされたり真っ暗になったりを繰り返す中、先端がハサミ状になったものが視界の左側に見えました。
そいつが目の真ん中を何往復かした後、膜を掴んで離れていきました!
その後、視界の中心にレタッチソフトでグレーのマスクをかけたようなものが見え、再び天変地異。
何かが注ぎ込まれ、たぶんプラグが抜かれて、光が戻ったところで手術は終了。
金属製の眼帯を装着され、手術室を出た後にさらにテープでガシガシに固定されました。
少し休ませてくれるのかと思いきや、気をつけて出てくださいねー、で処置室から退室させられました。
時計を見ると、13時45分。
白内障の手術と合わせても、たったの10分!
拍子抜けするくらいアッサリと終わってしまいました。
帰宅して16時を過ぎたころ、麻酔が切れてきたのか、目の奥から頭にかけて鈍く痛み始めました。
ロキソニンを飲んでもあまり効かず、痛みは夜遅くまで続きました。
そりゃ、目にゴミが入っただけでもけっこう痛いのだから、白目に器具をブッ刺す手術を受けて痛くない訳ないよなぁ、と。
手術後3日間は安静とのことで、この日は早めに就寝しました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます