秋休み2日目も朝からいい天気、そして暑いです。
ホテルを出るときに羽織って出た上着を、早々にバッグに戻しました。
半袖シャツで歩いている人もいるくらいの、10月中旬とは思えない陽気です。
ホテルを9時半にチェックアウトし、高崎駅東口にあるバスターミナルへ。
今日は、ここから高速バスに乗って草津温泉へ行きます。
何度も計画倒れに終わった旅行でしたが、ようやく念願が叶いました^^
公共交通機関で草津温泉へ向かう手段は2通りあり、最も楽なのが直通バス。
高崎から2時間半で到着しますが、これが1日1便しかないのです。
それで、高崎に前泊したというわけ。
東京からもバスが出ているのですが、4時間かかります(汗)
広島から新幹線で約4時間、新宿からバスで4時間・・・考えるだけでしんどいですよね。
高崎から電車とバスを乗り継いでも2時間かかるので、やっぱりこの手段がベスト。
バスはガラ空きで好きな座席を選べたのですが、何となくこの席を選択。
走り出した後に、最前列でドライバーズビューを楽しめば良かったと後悔しました。
右側だったら横の窓から赤城山が良く見えたのになぁ。
高速道路を降りてからはひたすら下道を走って、12時に草津温泉バスターミナルに到着。
昨年計画した旅行ではレンタカーで移動するつもりでしたが、峠めぐりの後はしんどかったかも。
雰囲気的には、戸河内から191号線で益田へ抜けるような感じの道でした。
到着してすぐ宿に荷物を置いて、温泉街のシンボル・湯畑へ。
そこには、テレビや写真で見たことのある景色が広がっていました。
やっと来れた!
もう、その一言に尽きます。
この景色をリアルで見たかったのです!
温泉好きにとっては、一度は訪れてみたい憧れの温泉地ですからね^^
日本三大名泉(草津、有馬、下呂)も、これで制覇しました。
気温の高い昼間でも湯気が立つ草津の湯は、源泉温度が52℃くらいあります。
湯畑は、温泉から湯の花を採取するほか、湯を冷まして温泉施設へ配湯するための施設。
湯樋が白く見えるのは、湯ノ花が沈殿しているからなんですね。
透き通っていて、とても美しいです。
毎分4000リットルが湧出する「湯畑源泉」。
湯畑の上部の底を見ると、ブクブクと湯が湧いているのが分かります。
湯の中に見える木枠は江戸時代に湯を汲み上げた場所で、からあるものなのだとか。
湯樋を通って冷まされた湯は、湯滝の滝つぼから汲み上げられて、旅館や入浴施設へ送られます。
だからどの場所でも、加水なしの「源泉かけ流し」の湯が楽しめるのですね。
なお、湯が貯まって池になっている方は、そのまま流れて捨てられてしまうそう。
温泉が枯渇して廃業する施設があることを考えると、草津はとても恵まれた温泉地と言えます。
湯畑の周りは足湯があり、もちろん源泉かけ流し。
もちろん冷ましてあるんだろうけど、それでもけっこう熱いです。
手湯もありました。
草津の湯は強酸性で殺菌力が強く、新型コロナウイルスを1分で死滅させる効果があるのだとか。
食べ歩きのためにアルコールタイプのウェットティッシュを持参しましたが、使う必要はなさそうですね。
到着時はちょうどお昼時で店が混んでいたので、ご飯代わりに温泉まんじゅうを購入。
チェックインまで時間があるので、西の河原公園へ行ってみました。
途中、ガラス工芸のお店で温泉ガラスのピアスを購入。
この真ん中のポストと同じ色だったので、思い出になるかなーと。
函館でもこういうお店がたくさんあって、その時もピアスを買いました。
タオルハンカチに代わる、新たなマイ土産です^^
湯畑から徒歩12分ほどで、西の河原公園に到着。
「万代鉱源泉」という、湯畑とは違う高温の温泉が湧いています。
その万代鉱源泉に入れる「西の河原露天風呂」は、配管工事のため臨時休館(涙)
楽しみにしていたのに残念です。
湯畑からの距離感は分かったので、ここは明日の朝に入ることにしましょう。
万代鉱源泉の温度は95℃くらいで、触ると火傷するレベルの熱さ。
ロープで規制されている辺りで湧出していて、それが川に流れ込んでいるみたい。
川が白濁しているように見えるのは、温泉が流れているから。
温泉は、川の上流だけでなく所々で湧いていました。
深緑色になっているところには温泉が流れています。
これ、ガルディエリアという藻の一種なんですって!
ウイルスも死滅させる強酸性の環境でも生きているなんて、すごいですね。
試しに川の水で10円玉を洗うと、ピカピカになりました(笑)
せっかくなので、湯の川で足湯を体験(笑)
ちょうど良い湯加減で、足を浸けていると体がポカポカして眠くなってきます。
来る前に買った温泉まんじゅうを食べながら、野趣あふれる足湯を楽しみました。
その後は、宿に戻ってチェックイン。
ウェルカムドリンクに、抹茶とスイーツをいただきました。
温泉まんじゅうとスイーツでカロリー補給はできたから、お昼ご飯はもういいかな(笑)
宿が用意した作務衣に着替えて、再び散策へ。
浴衣でないことに一瞬がっかりしましたが、これが歩きやすくて実に快適。
湯畑の前にある神社の階段も難なく上れました。
夕方からは湯めぐりへ。
草津温泉には6つの源泉があって、泉質はざっくり万代鉱源泉とそれ以外に分かれます。
もっと雑に言うと、湯ノ花の匂い(腐った卵の臭い・硫化水素臭)がするか、しないか(笑)
湯畑のすぐそばにある「白旗源泉」も、基本的には湯畑源泉と同じ。
その源泉を引いた「白旗の湯」は、源泉から最も近くて湯の「鮮度」が素晴らしいのだとか。
無料の共同浴場で人気が高く、昼間は混んでいるということなので、ここは夜に行くことしましょう。
「千代の湯」も無料の共同浴場で湯畑源泉を引いていますが、宿のお風呂も湯畑源泉なので、ここはパス。
草津温泉の初風呂(笑)は、そこから歩いて5分ほどのところにある「大滝乃湯」で。
スーパー銭湯のような広い施設ですが、もちろん源泉かけ流し。
こちらでは、湯畑源泉よりも透明な「煮川源泉」に入れます。
「合わせ湯」という、温度の違う4つの浴槽に順番に浸かる入浴法で、熱々の草津の湯にトライ。
感想は、熱いを通り越して、痛い!
熱い湯って、肌に触れると一瞬冷たく感じるんですね。
浴槽には約1分入るようにと書かれていましたが、4つ目のMAXあつ湯は20秒くらいが限界でした(^^;
(後半に続く)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます