網膜裂孔になった話

あっという間に５月も終わり。
GWから旅行系のブログが続きましたが、実際の日数としては５日間。
というのも、行動をセーブせざるを得ない状況だったから。
連休中、私の体には大変なことが起きていました。

なんと、網膜が破れちゃいました（汗）
正確には「網膜裂孔」という眼の病気です。
きっかけは、目の中にゴミが漂って見える症状、いわゆる「飛蚊症」でした。

免許更新の後、右目の視力が少し落ちた気がして、JINSでドライブ用の眼鏡を新調。
連休前には使い捨てコンタクトレンズを補充。
この頃は、まだ飛蚊症もそれほど気になっていませんでした。

気になり始めたのは、GWに入った頃。
視界に青いデジタルパターンのような光が走ったことがありました。
それから、以前には見えなかった大きな糸くず状のものが出現。
目を動かすと視野の中心に近いところに来るものだから、景色がぼやけて見えるんですね。

私の飛蚊症のイメージ（笑）
黒っぽい糸くずが、目を右から正面へ動かしたときにちょうど真ん中に来る。
これが、とにかく邪魔くさい。
白っぽいヤツが来ると景色がぼやけるので、視力が落ちたかな？と思ったんですね。
よく晴れた青空の日には、いっぱい湧いてきます。

あらためてネットで調べると、飛蚊症には生理的なものと病気によるものがあるとのこと。
再び青い光が見えたことが決め手となって、連休明けに精密検査を受けることにしました。

いくつかの検査を終えて、先生による診察が始まると、目の中を見て開口一番。
「あー、網膜が破れとる、こりゃいかん、すぐ手術、いいね？」
一刻を争うかのように言われ、手術の説明に口頭で合意して、即、レーザー手術が決まりました（汗）

（いただいたパンフレットから画像を拝借）

飛蚊症がひどくなった原因は「網膜裂孔」とのこと。
硝子体が網膜から離れるときに、癒着していた部分に穴が開き、放っておくと網膜剥離に発展する怖い病気です。
裂孔がすぐに剥離に移行する訳ではありませんが、かといって、いつ剥離するかも分かりません。
そのため、発見したらすぐ手術をする・・・そういうものらしいです。

目薬で瞳孔を開き、コンタクトレンズのような器具を目に入れてレーザー発射！
先生に言われるとおり眼球を動かすと、その隙間をぬって？破れた網膜を焼いているみたい。
スポット溶接みたいな感じなんででしょうかね？
反対側は破れていませんでしたが、網膜が薄くなっているとのことで予防的に処置してくれました。

午前11時に眼科へ行って、終わったのは13時過ぎ。
瞳孔が開いたまま外へ出ると、視界がLEDライトで照らしたように白く見えました。
眩しくて目が明けていられないので、連休前に買った跳ね上げ式のサングラスを装着。
ドライブ用だというのでこれを選んだのに、思ったほど反射を軽減してくれなかったんですよね。
まあないよりマシかと割り切って使っていたのですが、こんな所で役に立ってくれました（笑）

術後1週間は、両眼に3種類の目薬を3～4回点眼。
点眼は5分程度の間隔を置いて行うので、トータルで15分もかかります！
出勤前や外出先では、これがなかなか大変でした。

大阪へ行ったのは手術の翌週。
旅行はいいけど、手術したところが安定するまでは激しい運動は禁止。
それで、通天閣のタワースライダーに乗れなかったというわけです。
というか、もう頭を揺さぶられるようなアトラクションは無理かも（涙）

で、飛蚊症の方はどうなったかというと、何も変わってません。
硝子体の中の糸くずは、もともと加齢で起こるものなので、減ることはないのです。
ただ、網膜裂孔が原因で起きた飛蚊症については、これで落ち着くかと。

あと、手術によって、少し右目の視力が低下したような気がします。
網膜をスポット溶接しているので、焼いた部分の視覚が損なわれるのは仕方がないのかな。
それよりも、網膜剥離で失明することの方がよっぽど怖いので。
（ここはお医者さんに何度も言われたところです）

とりあえず１週間後の検査は問題なしで、次は１か月後。
そうやって定期健診のルーチンに入っていくんでしょうね。
歯科と同様、眼科とも長い付き合いになりそうです。