「聖の青春」を読みました。
僕が大学生の頃に羽生善治さんが将棋界の主要タイトルを全て保持する七冠を達成しました。
この時の驚きは今でも覚えています。
実はこの人の凄いところは、前年までに六冠を達成していて、七冠目の可能性がある決定戦で負けているのです。
しかし、翌年にも保持していたタイトルを全て防衛しながら、さらに七冠目のタイトルへの挑戦権も獲得して、遂に七冠を達成しているのです。
凄い精神力だと思います。
僕自身は将棋の事は殆ど分かりません。
駒の動かし方が分かる程度です。
でも、そんな羽生善治さんに対して村山聖さんという棋士が互角の勝負をしている話は聞いていました。
そして彼は将棋の対局だけでなく、病とも戦っているとも聞いていました。
その村山聖さんの事を描いたノンフィクションの物語です。
わずか29歳で亡くなられた彼は将棋の過去と未来を繋ぐ大きな棋士だったに違いありません。
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