マスコミが「介護従事者の給与が低い。賃金引き上げを。」と騒いで(?)くれたおかげで介護報酬を3%アップすることになりましたが、なぜ3%なのか疑問があるし、それで介護従事者の給与が一律に2万円/月アップするわけでもありません。このあたりはマスコミの報道が偏りすぎて誤解を生んでいると思われます。因みに言わせて貰えば、僕は介護職ではなく相談業務をしていますが、社会福祉士や介護支援専門員の資格を持っていても夜勤手当のある介護職より低い給与になることがあります。
さて、そんな愚痴は置いて、先日は尾道市が行った「認定調査員」の説明会に行ってきました。新しく変更される認定調査内容は今までと解釈の仕方が異なっていて戸惑うことが多いのです。詳しく分かり易く説明してくれることを期待して行ったのですが、なんと凄い勢いでテキストのページと変更点を読んでいくではないですか!ページを確認する間も無いほどのペースで会場の誰もが驚いたはずです。
さすがに困ったある人が大きな声で「すみません。速すぎて、ついていけないんですけど!」と叫びました。するとビデオの2倍速のごとく喋っていた担当者は、これまた早口で「ついてこれないように喋ってるんです。皆さんが理解して、ここで質問されても困りますから。持って帰って、あとからしっかり読み込んで質問があれば、質問票に記入して提出して下さい。くれぐれも今は質問しないで下さい。」と答えました。
会場は騒然としましたが、その担当者は平気だったのでしょう。最後まで変わることはありませんでした。だからと言って、その担当者を糾弾しても何も変わらないことは会場にいる全員が分かっていたので結局、誰一人あからさまに怒る人はいませんでした。
わざわざ会場に人を集めておいて、テキストを渡すだけの説明会って、どうなの?僕はかなり頭にきていますよ。