さて、上弓削に到着して、時間に余裕があったので島を一周することにしました。
もう20年以上前に弓削駅伝で島の南側に行ったことはありますが、よく覚えていないし、それ以来行ったことが無いので興味津々です。
しばらく行くと道案内がありました。「弓削島一周道路」と書いてあるので、その道を辿ることにしました。
しかし、少し進むとすぐに上り坂です。そしてどんどん民家が無くなっていきます。
その代わり、素晴らしい景色が広がります。海が広がり、遠くには四国が見えます。
これだけで十分に満足です。ゆっくりと自転車を漕ぎつつ、海を眺めていきます。
約40分ほどで下弓削に到着しました。
そしてここで昼食にしました。
「しまでカフェ」という洋食屋さんですが、なかなか良い雰囲気です。
弓削に行くなら、一度は訪れても良い場所だと思います。
ここで30分ほど休憩をして次へ進みます。
ある日の事務所での会話。
先輩A「ちょっと、そこの書類とってくれんか。」
先輩B「はい、スターどうぞ。」
先輩A「スター?」
先輩B「名前に星が入っているから、スターじゃないですか。」
先輩A「おう、スターか、悪くないのぉ。スーパースターみたいじゃのぉ。」
僕の内心(いや、スーパースターは無いでしょう・・・。)
先輩B「だったら、スーパースターと呼びましょうか?それともスターダストにしますか?」
先輩A「スターダストレビューみたいでカッコいいのぉ」
僕の内心(星屑になっちゃったよ、この人)
先輩B「ああ、ちょっとダストさん。」
先輩A「うん?何?」
僕の内心(ついに星ですら無くなって、ただのゴミになっちゃったよ、この人)
私たち一人ひとりは小さな一つの文字のようなものだと思います。
それは「あ」だったり、「い」だったり、様々な形をしていて、それぞれに個性や意味や特徴があります。
例えば、「は」には「葉」もあるし、「歯」もあります。他の文字も然りです。
ただ、それだけでは気持ちを伝えたり、物事を成すのに充分ではありません。
でも「あ」が他の文字と出会うとたくさんの言葉や意味を生み出します。
「愛」や「雨」や「明日」がそこに生まれます。
そして、もっとたくさんの文字と繋がり合うことが出来たなら、そこには素敵な文章が生まれます。
「あなたに逢えて嬉しい。ありがとう。」
そして、さらには素敵な文章が繋がることで、壮大な物語が創られていきます。
もし「あ」が無かったら、どうなるでしょうか?
きっと、その物語は全く違ったものになるでしょう。
小さな文字である私たちは一人では本当に小さな力しかないけれど、たくさんの人たちと繋がり合う事で大きな力になります。