『良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬である』
「神様のカルテ3」を購入したので、改めて「神様のカルテ」と「神様のカルテ2」を再読しました。
その中で何度か出てくる言葉です。
今の自分に問いかけてみたい言葉です。
誰しも自分可愛さに嘘をついたり、人を傷つけたりします。
もしかしたら、自分の行った行為は世間からみれば、小さなことかもしれません。
それでも、いや、それだからこそ、冒頭の言葉を自分に問いかけてみたいと思います。
不参加を表明していたWBC(ワールド・ベースボー・クラシック)に一転参加することになった日本プロ野球ですが、過去2大会とは盛り上がり方に雲泥の差があります。
過去にはイチロー選手や松坂選手、ダルビッシュ選手など、まさに日本球界を代表する選手がその意気込みを語り、強い思いを持って取り組んでいました。
しかし、今回は監督人事でも揉めてしまい、その尾を引いて多くの選手が辞退する有様です。
たしかに僕が選手でも監督が山本浩二さんだと聞いたら、やる気が萎えるかもしれませんが・・・。
でも、ある意味この監督の人選は素晴らしいのかもしれません。
だって、これだけ選手が集まらず、取り組み方もイマイチだったら、王監督でも原監督でも、ましてや落合監督でも結果を出すのは難しいでしょう。
そこで山本浩二監督です。彼の監督としての力量は疑問符が付きますが、強運の持ち主であることは間違いありません。
なるほど、運で勝ち上がって行こうというわけですね。
「福祉」に関して新聞やメディアで取り上げられ、多くの人たちが関心を抱いてくれている状況をありがたく感じています。
ただ、多くの人たちが「関心はあるけれど、自分には直接関係ないこと」と考えているのも事実です。
自分が生活保護を受給することを考えもしないから、基準をもっと厳しくするべきだと主張し、自分が障がい者になるとは考えないから、精神障がい者は犯罪を犯しやすいなどと発言します。
そして、自分の親がいつまでも元気でいてくれると思い込んでいます。
いや、必ずしもそうではなくても、まさか自分の生活に影響を及ぼすほどの状態になるとは思ってもいない人がたくさんします。
そんな人たちが、親が病気や介護が必要となった時に、いつまでも病院に入院出来ると思っていたり、介護施設にすぐに入所できると思っています。
現実はそんなに甘くありません。
一緒に暮らしていようが、離れて暮らしていようが、その現実はくるのです。
あなたにその覚悟はありますか?