中学生たちが期末試験を終えて、友達同士で結果の話をしていました。
「今回はよく出来た」というので、点数を聞いてみると「73点/100満点」とのこと。因みに平均点は58点だったそうです。なるほど、確かに平均点より上だし、頑張っています。
でも100点満点で58点が平均点というのは、どうなんでしょう?
以前から思っているのは、先生たちはこの結果をどう受け止めているんだろうということです。「生徒が勉強をしないから・・・」とか「今回は難しい問題を出してやった」なんて考えていませんよねぇ?
教師というのは、「生徒を評価する」のが仕事ではなくて、「生徒に力をつける」ことが仕事だと思うのです。
もし、「成績をつける(上下関係をつくる)ためのテスト」なら改めるべきだと思います。あくまでも「自分が教えた内容がどれだけ生徒に伝わっているか(どれだけ力をつけたか)確認するためのテスト」のはずですから。
つまりは「平均点」こそは、先生自身の教師としての力を表す点ではないでしょうか?
生徒の理解度が高く平均点が90点になったら、他人は「そんな高い平均点が出るテスト問題がいけんじゃろう!」と言うだろうな。
先生も大変だね、いろんな事を言われて。同情します。
どうも誤解してる人がいるようですが、校内の試験は受験と違ってふるい落とすのが目的ではないのだから、究極はみんなが授業内容を100%理解できるよう指導することのはず。つまり、平均点の理想は100点だということですよ。あくまで理想ですがね。
そもそも授業で習った範囲からしか出さないはずの試験問題に、平均点が高いからと言って良し悪しの評価をされるという発想が歪んでますよ。
要するに、『平均点の低さ=生徒の勉強不足』という一面だけでなく、授業における生徒達の理解力を高めるための指導という側面についても一考が必要なのではないかと、このエントリーから解釈したのですがね。
であるならば、テストが終わって間違ったところをやり直す作業が必要で、でもみんながみんな同じ個所を間違える訳でもなく、結局試験勉強と同じように、“自分で”また勉強(復習)。試験発表になる前から…普段から…しっかりやるようには声をかけれども、これまたみんながみんなやってる訳ではなく…というか大半はやらされてるだけ…当然身が入らず効果がでず、でも授業では次へ次へと進む進む。。。
いかに子どもの興味関心を書きたて、主体的でかつ意欲的に取り組むようにするのか!?ハッキリ言ってしまえば、「これおもしれ~~~!!」となってもらえるようにするのが『先生』と呼ばれるお仕事の腕の見せ所でもあろうかと思います。「己がやれてるか?」と問われれば、「修業中です」としか言えませんが(汗)
‘モノ’ではなく‘一人の人’をお預かりしている場でございますので、これ!というマニュアルが常に通用するわけではありません。一見単調な毎日の中で、パッと見では分からないくらいずつ子どもたちは成長してます☆3年間(うちは6年間もあり)のうちでの成長っぷりは感動的で、毎年じぃぃぃんとなりながら寂しく、かつ祝福して送り出してはいます。
子どもの成長は学力だけで測れるものではないと信じつつ、一方では“日々の積み重ね(勉強で)”という人間力を見るのにも、こういった定期試験っていうのは良いのかもしれません。。。
最初らへんと話がずれたような支離滅裂になってしまってすみません。乱筆御免で勘弁です。ず~~~っと修業中ですので…でゎでゎ♪
僕の書きたい返事をN2さんが書いてくださったので、コメントは控えます。
ありがとうございます。
おおっ!現役の先生からコメントを頂くとは・・・(苦笑)
頑張っている先生方には失礼なエントリーだったでしょうか?
おっしゃるようにいくら教師が頑張っても、それが生徒の頑張りに繋がらないと結果として出てきませんよね。
それに向かって四苦八苦している教師がたくさんいることも理解しています。
ただ、自分の実体験も含めて、間違えさせるためのテストが横行している気がしたので、エントリーしてみました。僕以外にもそういうふうに感じている人もいるのではないでしょうか。
お互い中学生に指導していく立場ですから、切磋琢磨して修行しましょう。