気の良くて、人と争うことが苦手な選手の集まりだというのが、彼らの印象でした。
案の定、昨秋からの公式戦では、なかなか勝てない日々が続き、またその状況を自分たち自身で「仕方がない」と思ってしまうような気の弱さを感じる選手たちでした。
そんな中学3年生の彼らにとって、中学生活最後の公式大会である「高円宮杯」の予選が8月末から始まりました。
僕たちのチームが所属する地域は参加チーム数が少ないため、県大会(県ベスト16チーム)に出場できるのは1チームだけです。
今まで悔しい想いをしてきただけに、この大会にかける想いは強かったでしょうが、また反対に自分たちの力に自信を持てなかったのも事実でしょう。
しかし、一戦ごとに成長していく彼らの姿を見ることが出来ました。
そして、最終戦となった試合では一人一人が、チームが勝つために走り、身体を投げ出し、声を出す姿を見せてくれました。
彼らは、仲間の失敗を責めたり、笑ったりしません。ただ仲間が頑張ろうとしないことを叱ります。もっと出来るだろうと・・・。
そんな不格好でも真剣に物事に取り組んでいる姿を見て、誰もが感動したのではないでしょうか。
僕が伝えたかったモノを彼らが表現してくれたことが何よりも嬉しく、試合中にも関わらず涙が零れました。
地区予選を勝ち抜いた彼らは県大会に進みます。
もう少し、彼らと一緒にサッカーが出来ることに感謝しつつ、楽しみたいと思います。
たぶん、普段伝えようとしていることの30%くらいは伝わっているんだと思います。
あとはこのチームを離れてサッカーをするようになった時や大人になった時、親になった時、自分がサッカーを教えるようになった時などにジワジワと思い出すように伝わるんじゃないかと思っています。
10年前にサッカーの指導を始めた頃と今では子供たちを取り巻く環境が変わっています。
そうすると子供たちのサッカーに対する姿勢なんかも違ってきていて、なかなか難しいのです。
ただ、一生懸命にするのは恥ずかしいことじゃなくて、とても大切なことなんだと分かってほしいと思っています。
僕は選手たちと過ごす時間が多いので、その変化を間近で見られるのが嬉しくもあります。
まずは何より、県大会出場おめでとうございます!!!&県大会での健闘を祈りますッッッ!
不手際いっぱいでご迷惑をおかけしながら、どうもノリきれない我がとこの子(選手)の背中を押しながら、横目で見させてもらいました。今年もスタッフの皆さんがいっぱい②傾けた情熱をピッチの上で出し切ろうとする姿に感動~♪サッカーを通じ、全身で自己表現しようとする姿にまた②感動~~☆毎年変わらないそのチームカラーにこれまた感動~~~!
『1日でも長くこのチームが続きますように』とやってきましたが、力及ばず残念ながらウチは一足早く新チームです。今は、はまとこさんたちのチームが、『1日でも長く続きますように』って願ってます!!頑張って☆☆☆
お祝いの言葉ありがとうございます。
「毎年変わらないチームカラー」と言ってもらえるのが何より嬉しいですね。
もちろん、強豪クラブチームのように能力が高い選手を育てて、プロサッカー選手を送り出すことが指導者の喜びの一つなのかもしれませんが、僕たちのチームはサッカー選手を育てるのではなく、一人一人の人間を育てることが重要だと思っているので、一生懸命に物事に取り組んでいる姿を見ることが喜びになっています。
まあ、本当は僕が上手な選手を育てるだけの指導力が無いだけかもしれませんが(苦笑)