9日が月命日なのだけれど、雨になりそうなので今日お墓参りに行ってきた。
結婚前、胃と十二指腸の潰瘍で入院したので「彼女はあまり長生きできないだろうから
よしたほうがよい」と忠告されたそうだけれど(2年ほど過ぎてから彼が白状した)、
どうして、どうしてわたしは今も何とか生きている。
夫は旅先のホテルで急性硬膜下血腫で倒れ、そのまま意識が戻らなかった。
「いったいどうして・・・」というのが当時の心境だった。人の寿命は分からない。
残されたものはそれを受け入れて生きていくしかないのだ。どんなにつらくとも。
「世界は1冊の本」(長田 弘)を図書館で借りてきた。
友人、役者、詩人、父、母の死を詩っている。
「死は、無である。 そうとしかいえない、と知った。」
そうかもしれない。