好奇心旺盛だった母と怠け者の私

2015-06-09 20:49:08 | 日々思うこと

同僚だった先輩が、カートを引いて歩いていて知人に会ったりすると誇りが

傷つくけれど杖だけではふらふらするので覚悟を決めたという。

彼女は病気で足が悪くなったのだ。

そういえば母は生涯杖も使わなかった。折り畳み式の可愛い模様の杖をプレゼントしたの

に「年寄りの感じがする」などと言って。十分過ぎるほど老人なのに。

母が亡くなって今年の10月が来ると9年になる。91歳だった。

蜂窩織炎にかかって1か月ほどで亡くなった。

好奇心旺盛の人で見たい、聞きたい、知りたい、食べたい、行きたい・・人だった。

80歳でニュージーランドへ行ったりした。

自分専用の新聞を取り(「朝日」)隅から隅まで読み、株をテレビで確認し、毎朝

散歩をし、アクリルたわしを編み、毎日のように手芸店に行って小さい財布を作って人にあげる。

お花が大好きで子供のころよく花壇に花を植えるのを手伝わされた。

わたしはとても母のように前向きには生きられない。怠けてばかりいる。

使われなかった杖は持ってきたけれどわたしもまだ膝は痛いけれど使ってはいない。

 

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