今日のお昼過ぎ食事の後片付けをしながらみたテレビで中国の砂嵐(砂塵暴というらし
い)や川の汚染について述べていた。
先日の軍事パレードの時は青空であったという。その青空を見て梅原龍三郎の
「北京秋天」の絵を思い出した。戦前に描いたという北京の青い空。
この人の代表作の一つだといってもよい作品である。
私は「蒼穹の昴」(浅田次郎作)が好きで発売されるのを待って読んだ。
雄大でスリルがあってとにかく面白かった。
その後、どうしてももう1度舞台となった北京に行きたくなって1昨年弟を
誘って出かけた。彼もこの作品の愛読者である。紫禁城は昔の儘のように思われたが
昔は関心のなかった「珍妃の井戸」も意識してみてきた。
紫禁城の後ろにある頤和園は西太后の晩年の住処で、物語の舞台にもなっている。
帰途、天津に立ち寄り、そこからの飛行機で帰国した。
その天津で工場が大爆発を起こいいろいろな汚染物質がまき散らされた。
怖い怖い。
続編にあたる「中原の虹」も面白い作品である。