お昼ちょっと前、5ケタの電話がかかってきた。「えッ、誰?」。
わたくしは0120から始まる電話には出ないことにしていいる。
いつも留守電にしているので何か伝言を聞いてから出る。
それなのにあまりにもけったいな番号だったのでつい取ってしまった。
「警察の〇〇ですが・・。最近息子さんや娘さんから変な電話がありませんでした
か?」に始まって「最近市内で詐欺グループが摘発されてその中にあなた名義の
通帳がありました。どこに保管されていますか?」
わたくし:「貸金庫です。一つだけ家にありますが・・。お宅本当に警察ですか?」
相手:「あなたのほかの方はいらっしゃいますか?電話口に出てもらってください」
わたくし:「いえ、誰もいません。本当に警察なのですか?」
そこで電話が切れた。
すぐ警察に電話した。若い警察官が来た。
「あなた 本当に警察の方?」とわたくし。警察車両に制服のおまわりさん。
彼は笑い出した。話を聞いて帰って行った。
電話を受けたとき、この頃はこちらから名乗らないようにしているのに相手は名前を
知っていた。
気味の悪いことこの上なし。警察官は「用心深いので諦めたのでしょう」と言うけれど
1人ということをうっかり口にしちゃったなあと後悔しきり。