今日は夫の11回目の祥月命日。
朝一番にお花を買いに行ってお墓参りをしてきた。
今でも恋人だった時のように抱きしめてほしいと思うときがある。
しっかり者と人の目には映っているようだけれど、わたくしにも
弱気になるときだってあるのだ。
「永すぎた春」だった。なかなか踏ん切りがつかなかったわたくしに
責任がある。彼は忍耐強く待ってくれた。********
奥様との性格の違いが年齢とともに増してきたとはがきに書いてくる
高校時代からの友人がいる。ばかばかしい、相手になんかできない。
返事は出さない。
そうかと思えば亡くなったご主人に生前放っておかれたと嘆いて
電話してくる先輩もいる。今頃何よ!そんなこと知らないったら!!
自分の連れ合いへの不満を他人に愚痴るのは見苦しい。
毎月食事会をしている仲間たちは奥様自慢が多い。
「いい加減にしてよ」と言いながら心地よく聞く。
どうせなら明るい話がいい。楽しく生きたいと思う。