壊れる悲劇(先輩の訃報)

2018-01-23 21:55:22 | 日々思うこと

昨夜遅く、「明日雪でなかったらモーニングに行きませんか」とお誘いがあった。

今朝7時前に起きてカーテンを開けると道は濡れているようだけれど降っていない。

(毎日のように新聞抱えて行っていた近所の喫茶店が入院している間にモーニングを

しなくなったので、車でのお誘いにちょっと遠出をするようになった)

午後は「もしお天気悪かったらキャンセルする」と言って予約していた美容院にも行く

ことができた。曇ったり晴れたりのお天気。

お昼はその美容院のすぐそばのお寿司屋さんで。かなり混んでいた。

********

一昨日高校の先輩の訃報を聞く。わたくしが1年の時の3年生だった。

お互い大学生になって夏休みやお正月休みで帰省した時に大学生仲間でよく遊んだ。

15名くらいのグループだったと思う。ハイキング、山登り、キャンプなど。

カルタ取りもしたし、かなり難しい本も読んだ。

皆が退職して別々のところに住むようになってからも地元に帰ってきていた彼が

世話をしてくれて何度か食事会をしたこともあった。

彼は高校時代怖い存在だった。顔も凄味があったけれど同級生の中でも恐れられていた

らしい。その彼が不思議にわたくしたちには優しかった。

彼の奥さんになったのはわたくしの1年下のペコちゃんのようにかわいい子。

奥さんのほうが要介護か支援かになってリハビリに行っているとの噂は

聞いていたけれど、彼もかなりひどい状態だったらしい。

朝から何度もタクシーを呼び外出してはいたるところで自分がお金持ちで高い地位に

いると言いふらして有名になっていたという。

名古屋の息子が週に1度きて買い物をしていたとのことだけれど、親戚一同に

見放されて誰も寄り付かなくなり、昨年11月に思い余って認知症患者の

病院に入れたばかりで2月一寸で亡くなった。

息子さんがお寺に行き、「多額の寄付をすると言い出すかもしれないけれど、財産は

ないので真にうけないでほしい」と断りにも行かれたそうな。

水資源機構だったかに勤務していてそこで出世もしていたのだと思うけれど

退職して何年もたつのに過去の地位にこだわり続ける悲劇。

2年ほど前に用があって喫茶店で話した時はまだ生き生きと思い出話をしてたのに・・・

おっかながられていた上級生の晩年の様子を聞いて優秀な人でも壊れてしまうことは

あるんだと気の毒というより哀しかった。

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あなた いったい どうして・・・

旅先のホテルで夫が倒れた。 それから12年の年月が流れた。 わたくしは・・・