神戸の中学生が自殺し、いじめをうかがわせる他の生徒からの聞き取りメモが
市教委の指示で隠蔽されたという事件。
嘘、隠し、ねつ造など今日の財務省改竄報告と似ている。*****
いじめはなかなか減らないようだ。
6歳になった8月に神戸から引っ越してきたので幼稚園には9月から半年間通った。
両親に連れられてお正月と夏に帰省するだけだったので1人の友達もいなかった。
父の知り合いが園長先生だったので入れてもらうことになったらしい。
これも父の知り合いの娘さんが当時のわたくしのたった一人のたよりだった。
でもこの女の子にもこの時、初めて会ったのでどんな子なのか分からなかった。
おまけに幼稚園も子供の足でかなり遠く、この子の家も幼稚園へのかよい道
にはあるのだけれど近所の子ではなかった。
それでも嫌がらずに通ったのは近所に遊ぶ子供がいなかったからだったと思う。
ところが最悪で卒園式の時、はしかにかかって出席できなかった。
小学校の入学式も欠席だった。
初っ端からつまずいてわたくしの学校生活が始まったことになる。
・・・息子は幼稚園に3年通わせた。
大人4人(祖父母、父母)に囲まれて育ち、よその子供と接触する機会が
ないので(公園デビューは働いていたのでできなかった)出来るだけ早く
他所の子と遊ばせたかったのだ。
最初はお迎えバスが来ても嫌だと泣きわめき手がつけられなかったが
そのうち何とか行くようになった。
この息子も幼稚園で猩紅熱をもらってきて卒園式には出られなかったのだ。
親子そろってひどい様である。・・・・・前置きが長くなったが・・・
働いていたころ、偶然に高校時代の同級生に出くわした。
高校時代の話をしていたら彼が「幼稚園でも一緒だったよね」と言ったのだ。
思い出せなかった。「あなた、田舎の方(郊外)の出身じゃなかった?」と聞いたら
幼稚園時代は父親の仕事の関係で街中に住んでいたのだという。
「関西弁をしゃべる新参の女の子をよくいじめなかったわね」と言ったら
「園長先生が今度入ってくる子を苛めたら園長先生が承知しませんからね」と
脅したのだという。知らなかった。守られていたのだ。
園長先生にお礼を言いたいと思ったがもうとっくに亡くなられていた。
子供の時いじめられていると感じることなく過ごしてこられた。
これは普通ではなく幸せなことだったのだといじめ事件を聞くたびに感じている。