夕ご飯の後片付けをしながら見ていたTVで
「今日9月1日は立春から200日、210日、
220日のどれか」と3択の問題が出た。
回答者はアナウンサーとコメンテーター
(女性)ともに中年。
そんなの決まってるでしょ。くだらない問題
と思った。
ところが2人とも「わからない」と言いながら
200日、220日を選んだのだ。
9月1日は「二百十日」、関東大震災の起きた
日で「防災の日」にもなっている。
お昼のニュースで政府は防災訓練をしていた。
中学生、高校生ならまだしもいい大人が
知らないとはびっくりだった。
漱石の「二百十日」「野分」という小説も
頭に浮かんだ.
わたくしたちはどのようにして「言葉」を
覚えていくのだろう。
長く生きていればそれなりに覚えていく。
新聞や書物を読むことで知ることもある。
物覚えがとりわけ悪いわたくしでも
「何となく意識しないで」覚えた言葉が多い。
スマホやPCだけでは何でもかんでも
「やばい!」しか言えないようになっていくの
かと少々寂しかった。