先日、午後5時過ぎ約束していた夕ご飯に出かけようとしていたらスマホが
「分からない人から電話」と叫んだ。
「え、えッ?分からない人からって?」確かに知らないナンバーである。
「スマホの電話番号なんてそんなに大勢に教えてないし…」と一瞬迷った挙句
ぶっきらぼうな声で「はい」と答えた。近頃は名乗らない。
相手はご近所さんの仲良しで、「連絡がつかないので心配で」ということだった。
結局息子さんが在宅で大丈夫だったのだけれど、この電話の主にわたくしの
携帯番号が知られていたことになる。
自宅の電話はNHKの電話帳に載っているので知らない人からかかってくることは
よくあるけれど「非通知」と「0120・・」の電話には基本的に出ない。
デスプレイを見て受話器を上げる。
留守電に言葉が入り始めて取り上げることもしばしばである。
礼を失していることは十分承知しているけれど、毎日のように電話による
詐欺事件が起きていることを考えると、やむを得ない。
うかつに人を信じられないなんて嫌な時代になったものである。
喋るといえば最近Amazon Echoの宣伝がよく出てくる。
この間息子の家に行った時、「あれって、便利なのかしらね」と言ったら
「書斎に来て」と言って見せてくれた。「それで・・?」「まぁ、こんなもの」
「Alexa,音楽ならして!」・・わたくしは当分買うのやめ。
スマホだって「Hey Siri」とか「Google]とか。
今はお風呂も電気釜も何かしゃべっている。変な時代になってきたものだ。