結構最近の気がしてたんだけど・・・・この頃まだ俺20代じゃん。もう12年近く前の作品なんだなあとしみじみ。このパターンが多いのが実にオヤジな証拠だな。
ローファイなんてのが流行ってました。それこそBECKとか。後、Gラブ&スペシャルソースも良かった。そのGラブをさらにダルっぽく、大人っぽく尖らせた感じのこの「ソウル・コフィン」、現在聴いても・・・実は今日久々に聴いたんだけど、べらぼうにカッコイイね。
ジャジーなブレークビーツっぽいドラムに、野太いウッドベース。そこにベチョバキ、ザクザク、グキグキ言ってる感じのギターと様々なコラージュされたサンプリング、めっさだるいボーカルが乗っかる感じ。なんとか気持ちよい範囲内→あくまでもポピュラーミュージックの範疇での「前衛」が良い感じ。そして身体をだらーんとしながらも実はじわじわと微妙に突き動かされる、だるいグルーブ感も非常に心地よく、一瞬のブルージー&ジャジーも適度で良い。うんそんな感じです。と言う事もあり、このアルバムはどの曲が・・・って感じじゃなくて「だら~っと」延々と流して浸るのが気持ち良い様で。まあしいてトラック指定すれば「Blueeyed Devil」とか「City of Motors」あたりが特に好きッス。
難点は・・・色んなアーティストの曲集めて編集版作ろうとかすると・・・「あれ?どのトラック選ぼうか?」って・・・ピンと来難い。まあどれ選んでも良いんだけど。うん、やっぱ花男は延々と続くグルーブみたいなのが好き見たい。