花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

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「おひとりさま日和 ささやかな転機」 アンソロジー

2025-01-25 14:33:25 | 活字もすっげえたまには読むぞ

 

テーマは「おひとりさま」で、主に齢を重ね紆余曲折の末一人で暮らす女性を主人公にした女性作家による短編集の第二弾ですね。メンツは前作と同じ。

 

今回もレンタル番犬もの。入院する伯父の留守番に駆り出された里志は38歳独身無職。そこには伯父が溺愛するレンタル番犬のアンジェが居た。最初はなんか馴染めなかったアンジェだが、ちょっとの間になんかいい奴だなと。そんな伯父の入院中のある日、伯父との交際をほのめかす女性からアンジェの解約に協力しろと言われ・・・アンジェがくれたもの:大崎梢

これも前回からの続き。カズヨに誘われやや高齢層向けのミセス誌のモデルをすることになったカズヨだったが・・・友達追加/岸本葉子

娘の提案で円満離婚を公知するためにもと「離婚式」をすることになった保子=50歳。出来ちゃった末の学生結婚で、夫=亮二にはまあいろいろムカついても来たが、憎み切ってるわけでもなく、離婚式もなんか楽しかったし。そして新たな人生を踏み出す記念に・・・リフォーム/坂井希久子

これも前作の続きの物語ですかね。ふとしたきっかけで保護猫カフェに通う様になった定年間近の女教師=蓮見頼子。それまで殊更猫好きと言う事も無かったけど、そこで出会った不器用なイケメン猫のコウ太がなんか愛しい。で・・・嫌味な校長にもガツンとやって、そしてコウ太とも暮らすことに・・・この扉の向こう/咲沢くれは

9つ上の夫が80歳を過ぎてこの世を去った。で、戸籍謄本を見たら・・・認知していた隠し子が居たと??? 裏切られた気分になって、死後離婚とも言われる「複氏届」を出そうかと。それよりまず相続の話もあるし、何とか探し当ててその隠し子に会う事にして・・・リセット/新津きよみ

見知らぬ男にチケットを譲られ、ライブハウスで見たバンドのドラマーにほれ込んだ燈子は70歳にして初めての楽器屋へ行きドラムスティックを買う。そしてドラムを習い始める事にも。そしてすっかり好きになったかのバンドのライブを再訪し、再仕入れの太巻きを届ける・・・セッション/松村比呂美

 

そんな感じ。やはり軽食系。悪くはなかったけど、前作の方がもう少し良かったかな・・・

 

普通でした~プチ面白かったですの間くらい。

 

 

 

第一弾の感想↓

「おひとりさま日和」 アンソロジー



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