その後、警官にお互いの住所や向こうの車検証、任意保険の番号などを告げる。花男の免許について聞かれたので免停中である旨告げる。
警官:「何やっちゃたんですか?」
花男:「オービスです・・・新4号の瑞穂の所の」
警官:「ああ・・・オービス結構数字いっちゃたんですね?」
花男:「まあ、自業自得ですから・・・」
警官:「いやいや、災難でしたねえ」
その発言まずくね?
警官:「実は私もこの職に着く前、オービスで中期食らってるんですよお」
まあ、さばけた警官ではある。「良い自転車ですよね、大丈夫ですか?」「身体の方は?これから自転車で帰れますか?」などとまあ、定型の文句なんだろうが色々言ってくる。一方、ボケはブルーモード。妻からかかってきたらしい電話に「未だ、警察が来て立ち会ってる所! 何度も電話してくるな!」と八つ当たり。
警官が帰る。完全にこっちが優位。
花男:「さて、どうしますか。大分寒い所居たし、チョコでも食います?」
とチャリ燃料用のチョコ差し出すと、「いやいや・・・」と遠慮し、今度はひたすら笑顔で謝りモードに入りやがった。面倒臭いのは嫌いなので、最初から誤ってくれればここまで大事にするつもりは無かった事、万が一悪化したら別だが別に身体に大きな怪我は無さそうなのでゴネるつもりは無い点、自転車は週末に点検し費用が発生すれば請求させてもらうことを告げる。しかしこの期に及んで・・・・
ボケ:「でもそちらにも不注意が・・・カーブ入ったら後ろ向きながら走るとか・・・」
カーブ差し掛かって後ろ向きながら走ったらもっと危ない。さすがにキレた。
花男:「こちらに過失があるとは思っていないし、優先道路ついては先ほどの警官の話の通り。それに全然別のケースで例えばこちらの方が悪かった場合でも自転車対車で争えばどうなるか想像は付きますよね?」
まくし立てると、平謝り。まあ、けつやら肩やら未だ少し痛むが恐らくめんどくさいのできっと二度と連絡は取らない。チャリにしてもよほど費用のかかる調整が必要になら無そうなら自腹切ったほうが楽だ。しかし・・・これで約一時間寒空に拘束されたのがうざかった。
それにしてもこのボケなら帰宅後妻にはこう伝えるに違いない。
「自転車が急に飛び出してきたんだけどよう、やっぱ車対自転車だとあっちが有利なんだよな!!世の中不公平だぜ全く・・・ミラーの修理代丸損だよ!!」
その位の虚勢は許してあげよう。心が広いなあ~俺。
そして八戸からの有志の待ち受ける「笑ぶきや」へ向かうのだった。
追記:バックミラー・・・要るかな・・・