原作は伊坂幸太郎の小説。
「誰か来るのを待っていたんだ。まさかディランを歌う男だとは思わなかった。一緒に本屋を襲わないか?」
大学へ入学のため、仙台へと引っ越して来た椎名。「風に吹かれて」を口ずさみながら引越しのダンボールをまとめていた。そんな時出あった隣の部屋の"河崎"と言う男にかけられた言葉。「隣の隣のブータン人が恋人を失い落ち込んでいる。彼は『アヒルと鴨の違い』を知りたがって居る。だから彼に『広辞苑』をプレゼントしてやるんだ・・・」そして椎名は河崎とドルジと琴美の物語に入り込んでいく・・・・そんなお話。
なるほど・・・そういう風に→ほぼ"読者"の脳内の風景に沿って映像化したのか。原作も素晴らしかったけど、映画も非常に良かったです。原作のイメージを壊さず2時間弱の尺で見事に映像化。美しく、物悲しく、そしてカッコ良い。
原作も映画もどっちもお勧め。どっちかだけでもいっといた方が身のため。