6人の作家によるラブストーリー短編6本。
伊坂幸太郎が読みたかったので大分前に買って放置中だった。
この休みの間に読んだ。
いちいちストーリーを書いてもしょうがないので、簡単に感想だけ。
「透明ポーラーベア」 伊坂幸太郎
相変わらずの伊坂ワールド。素敵。良い。今回の中では別格。
「魔法のボタン」 石田衣良
・・・・無い
「卒業写真」 市川拓司
昔の少女マンガか?ベタ。「魔法のボタン」より少しマシ。
「百瀬、こっちを向いて」 中田永一
なんか良いです。ベタな所はあっても、定番なストーリー展開でもなんか良い。覆面作家らしい。乙一らしいとか?古屋兎丸が作画した漫画でしか読んだ事無いけど。
「突き抜けろ」 中村航
面白かったなあ・・・他の作品もちょっと読んで見たくなった。昨日とりあえず「始まりの三部作」と言われる三作を買いに行ったが見つからず・・・本日再トライ予定。
「Sidewalk Talk」 本多孝好
字まで含めて親父と同じ名前だ・・・そんなに面白くは無かったけど、つまらなくも無かった。「卒業写真」と同じか少しマシくらい。
と、3勝3敗な感じ。ダメ&いまいちだった3作品は、猫に小判だったのか?「魔法のボタン」なんて何がどう面白いのか・・・・と言うか何をどう読ませようとしているのか理解不能だった。明らかに「消費対象」に花男が入っていない作品だったのだろう。
そんな中、中村航はぼちぼち読んで見ようかと。中田永一は覆面作家だし後回しで。