花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

「おかしな二人」  井上夢人

2008-01-29 22:58:49 | 活字もすっげえたまには読むぞ
1回途中で手が滑って上げちまった・・・


夏頃買ってずっと放置プレイ中だった・・・・

ミステリィ作家岡嶋二人→井上&徳山の二人組み、知り合ったきっかけから袂を分かつまでを「井上目線」で語った自叙伝的なもの。

つまらなくは無い。でもなんと言うか・・・・心洗われるお話ではない。

前半「盛の部」、ずぶの素人が江戸川乱歩賞を取るあたりまでのストーリーは、落ちたり這い上がったりの中で何かが構築されていくような痛快感がある。

ただ後半の「衰の部」は離婚してゆく夫婦を見ているような・・・・しかも当事者の片方からだけ語れる感じ・・・まあラストに排泄物出し切った様な微妙な快感とおセンチな涼しさはある。

解説者が「『衰の部』は恋愛小説みたいだった」と井上本人にのたまったらしいが、言い得て妙。テーマが恋愛なら昼メロ決定。三角関係が無いのが残念?

好きか嫌いかで言うと作品は少し好き、作者はかなり嫌い・・・と言うか仲良くなれないタイプ・・・そんな感じ。

パン食う

2008-01-29 22:37:17 | 食い物の話とか

久々食うと美味い、ベルナール@アピタのパン。豚肉包とダブルチーズフォンデュパンは絶品。


朝最初にボスが声をかけてきて、1時間半ほど会議室に篭る。延々と引き止め・・・主として情に訴える型。全く無いのは寂しいし、多少はあるだろうと思っていたが・・・・結構粘り腰→来週仕切りなおしで再度「引き止め面談」したいと・・・

このボスは藤田まことよりずっと「はぐれ刑事 純情派」が似合う様な人物だと思う。藤田まことには全然似てないし、実は花男は「はぐれ・・・」見たことは無いのだが・・・つまり人情派と言うか・・・「人間力と雰囲気と野獣の感」で乗り切るタイプ。面談中も寂しいような、悲しいような・・・なんとも絶妙な表情を見せた。何%の本意と何%の演技からかもし出された表情なのかは花男ごとき若輩中年には判断はつかない。いや・・・本意を効果的に見せるのも演技だとすれば、それは全くの演技かも知れないけど、なんとも・・・これまでの深い人生に裏打ちされた様な絶妙な表情で・・・


「この人の年齢に達した時、自分はこの表情が出せるだろうか?」


とちょっとだけ思った。


でも辞めるんだけどね。