芸術家TOKIWAのマネージャをしていた篠原健は彼女の恋人でもあった。彼女の死後、彼女を憎んでいた弟に遺体にすら合わせてもらえず、誰の目にもまだ触れていないTOKIWAの最後の作品を棺に入れて燃やしてしまうという。彼女と彼女の作品を愛していた篠原は、都市伝説の様な話にも縋り付く。上の美術館にある「地獄の門」の前で「水曜の11時」に「泥棒の守護神」に彼女の最後の作品を取り返してほしいと訴えかけると・・・果たして守護神は現れ・・・たと思ったら美しい少女が・・・その後おっさんも・・・??そんな感じですかね。
途中でガラッと世界が変わる・・・のがこの人の作品で結構多いな。どんでん返し具合は、中山七里的と言うより黒田研二的な感じもするか?どうでも良いか・・・で、読みやすく登場人物に感情移入しやすいので、より刺さりますね。全体のイメージとしてはかなりサラッとしてるけど。
面白かったです。