Fire's Outシリーズ3作目。今のところの最新作まで到着。
連続する覚醒剤密造家屋の失火。焼け跡から共通して検出された物質はポリエチレンテレフタレート=PET??なんかローカルなサイダーのPETボトルがあったらしいが・・・麻布消防署板倉出張所に異動になった雄大が、行きつけの朝食処で掏摸から救ったカラフルな男の不審な動き、前述火災現場写真に写っていた「も」の字のような顔の男、カラフルな男が避けていたはずのヤッちゃん風のおっさんとの仲良さそうな模様・・・裕二&守との集まりの中で、そんな一連の人物と連続火災が結びついて・・・で、カラフル男の命の危機??仕事じゃないんだが・・・結局他立ち向かっちゃうのか・・・ってな感じですか???
今回は消防現場から離れたところで雄大大活躍ですね。まあいつもそんな部分はあるけど、今回はもはや消防士物では無いとも(笑) そして3人の活躍、考えなしに行動して好悪双方引きが強すぎる雄大を切れ味鋭く先回りして怒涛のサポートをする裕二、相変わらず謎の情報収集力を発揮する守・・・受難含めた雄大も大活躍でしたが、特に裕二はそれを上回る活躍っぷり?六本木の外人聚&キャバクラのあいなちゃん等々の脇役もナイス。チラ出ですが、年上の後輩桃ちゃんも良いですね。仁藤も相変わらず、お約束な立ち位置できっちり居ます。今後も出てきそうな謎の「プロデュサー」も登場し、今回は「敵の敵で・・・」みたいな関係も次回以降には対決があるのか? あっちのシリーズの武本もホテルで撃たれたあの事件の話が出て来ても直の邂逅がこの後あったりするのかなと言うあたりもひそかに楽しみ。次がいつかはわかりませんが次回作楽しみです。ナイスエンターテイメント小説でした。
非常に面白かったです。
前作までの感想
「鎮火報 Fire's Out」 日明 恩
「埋み火 Fire's Out」 日明 恩
スピンオフ作品の感想
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます