学生時代バンド活動に精を出すも、薄々プロにはなれないんだろうなと気づきそれでも好きな音楽に係わりたくて、運よく有名音楽誌の編集部に入れた音無多摩子=オンタマ。新人オンタマは、メジャーデビュー前の有望バンドを見つけて毎月取り上げていくコラムを担当する事に。そのバンド捜しのために編集長に紹介されたライブハウスは下北にあるレジェンド。そこのマスター=五味淵は一見ただの偏屈オヤジだが、有望なバンドを見極める目は確かだと言う。で、色々なインディーズバンドに係わり始めたオンタマだが、バンド活動には色々トラブルがつきものでちょっとした事件が次々と。そんなトラブルに対処する中で、五味淵の別の才能が発揮されて・・・そんな感じ?
ポップでコミカルに、時々ほんのりシニカルに描かれるバンドものミステリィ。サクッと読めます。ガツっとくる感じは無いけど、丁寧に書かれてて心地よい&なんとなく楽しい。
面白かったです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます