世界を破滅に導くような連鎖災害が自分の造ったAI="天竺"の暴走によるものかもしれないと、それを止めに行った先生が行方不明に。その後破滅に向かう災害は小康状態になったが、ウィルスに強い西遊記のあの3人(?)を模した様な男子2名+女子1名が先生を探しに行くミッションを持つ。そこは先生が楽園として水彩画に描いた場所で、3人がたどり着くと巨大な木があり・・・そしてそこで彼らは先生からのメッセージを受け取る・・・そんなですね。
「そしてそこには人間が居ない」をオチとするユートピアの話を小学校の頃に聞いたのを真っ先に思い出すような小説。あれ・・・検索したけど見つからないな・・・。で、相当短いです。単行本だけど短編と中編の間くらい?あっという間に読み終わるボリューム。これで1500円+税はコスパで言うと割高・・・とか思ってはいけないww ちゃんときっちりしたクォリティで描かれてます。まああまりにあっという間に読み終えて、紆余曲折少な目にサクッと終って物足りないとも思うけど・・・どっちだ??? その辺複雑な心境もありますが、ガーっと読めるのも上手に伊坂節で描かれてるからですね。
面白かったです・・・と思います。短いけど。
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