どんでん返し系ミステリィアンソロジー
セラピストのリサは「ハナ」の遺骨を持ち、ペットを埋葬してくれると言う遊園地を訪ね、青年に出会う・・・:カマラとアマラの丘 -ゴールデンリトリバー- 初野晴
再審請求中の死刑囚の母美知子は、余命いくばくもない夫に見切りをつけ、母として出来ることにまい進する・・・:母の務め 曽根圭介
娘を単身赴任の夫に合わせに行ってる間、愛する生後10か月の孫=未希の面倒を見ていた希和子。洗濯物を慌てて取り込んでいるすきに、未希が動かなくなっていた・・・希和子は過失致死罪で逮捕され・・・:ピクニック 一穂ミチ
事故の後、記憶喪失になった「私」はどうやら夫と一緒に車で崖に落ちた「園子」らしいのだが・・・別の人物の可能性も頭に浮かび・・・そして衝撃の過去の断片的な記憶も蘇り・・・:四〇九号室の患者 綾辻行人
ひきこもりの誠司、架空の人格「みゆな」を生み出す。ある日進入してきた空き巣を殺してしまい、自室でコツコツ死体処理をしていたが・・・:裂けた繭 矢樹純
嫌な義兄に会うため、彼が滞在する元箱根の旅館で過ごしていた推理作家の私。急な銃声が兄の部屋から。部屋では兄が死んでいて、事件は密室殺人の体を・・・:達也が笑う 鮎川哲也
と言う6篇。
初野晴作品目当てで予約購入も・・・・既読だった事がタイトル見た瞬間に判明(笑)
まあ大分記憶が薄かったんで・・・あ、でもさすがに中盤で「大逆転」ポイントは思い出しちゃったな・・・
他色々まずまず。自分が生まれる前(初出1960年)の鮎川哲也の作品の、カラッとしたユニークさが存分今風なミステリィっぽかったのはちょっと爽快だったかな?
普通でしたとプチ面白かったですの中間ぐらいですかね。
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