花散歩

函館および道南の野山の花を中心に、観光、グルメ、温泉などを紹介しています。

タニウツギ(谷空木)

2008年06月22日 | 樹木・園芸種

この時期、山地を歩いていると、可愛いピンク色の花をよく見かけます。
タニウツギは、ウツギ(ユキノシタ科)という名前はついていますが、スイカズラ科の落葉低木です。幹が中空になることと、谷間に自生することに由来するようです。

高さは1~3m、花は葉の腋から2~3個ずつつき、長さ3㎝ほどのラッパ形で、先は浅く5裂します。

ピンクの花が枝にびっしりとつき、緑の葉にもよく映え、とても綺麗です。

シウリザクラ(朱利桜)

2008年06月13日 | 樹木・園芸種

ヤグルマソウと同じ所で、まるでブラシのような大きな長い穂をつけた木を見つけました。調べてみるとシウリザクラ(バラ科)でした。

よく似た木にウワミズザクラやエゾノウワミズザクラがありますが、葉はウワミズザクラやイヌザクラより大きく、葉の基部が深いハート型になっています。

一般的な桜と違って、葉が出てから、白いたくさんの花が付いて15~20cmの白い穂状となります。ウワミズザクラに比べて花穂が長く、やや下向きに付くようです。
桜にも色々な種類があって面白いです。

ライラック

2008年06月01日 | 樹木・園芸種

昨日の函館は、最高気温も11℃程しかなく、風も強い寒い1日でした。今日は雨も降り、最近の週末はお天気に見放されています。

ライラックも雨に打たれ寒そうです。リラ冷えと言う響きは綺麗ですが、6月というのにストーブをつける寒さはちょっと困ります。

この寒さで、お花は長持ちしそうかな・・・。

オオカメノキ(大亀の木)

2008年05月16日 | 樹木・園芸種

この時期、山道を歩いていてよく見かけるのがオオカメノキ(スイカズラ科)です。
ガクアジサイのような白い花を咲かせています。

円形の葉が亀の甲羅に似ていることからこの名がつきました。

中心部の地味な両性花群を白い飾り花が囲っています。
純白の花と深い緑の清楚なコントラストがとても美しいです。

ミネズオウ(峰蘇芳)

2008年05月15日 | 樹木・園芸種

恵山でミネズオウが咲き出しました。
昨年は6月半ばに撮影したので、1ヶ月も早いです。

ミネズオウは高山の岩礫地に群生する常緑の小低木(ツツジ科)です。
スオウとはイチイのことで、葉が似ていることから名がつきました。
枝が地面を這い、カーペット状に広がります。

葉は長い米粒のようで光沢があります。

高山に生えるツツジ科の小低木は釣鐘形の花が多いようですが、この花は上を向いて咲き、真上から見ると星形をしています。花はとても小さく4~5㎜程です。

エゾムラサキツツジ(蝦夷紫躑躅)

2008年04月27日 | 樹木・園芸種

紹介する少し時期が遅れましたが、春を告げてくれる花のひとつ、エゾムラサキツツジです。

函館市内には街路樹として道路脇に、エゾムラサキツツジがたくさん植えられています。

花の大きさは3~4cmくらいとツツジに比べると小さめです。花期が長く、上品な紫色の花が街中に溢れています。

ツルウメモドキ(蔓梅擬き)

2007年12月02日 | 樹木・園芸種

久々に「市民の森」に出かけました。木々がすっかり葉を落とし、色が無くなった中で、鮮やかなオレンジ色が目に飛び込んできました。ツルウメモドキの大木です。みなさんのブログで拝見していましたが、実際に見るのは初めてでした。

黄色い外皮が三つに裂け、中から赤橙色の丸い種子が顔を出しています。既にしなびていますが、黄色と橙色のコントラストが華やかでとても可愛い実です。

ホトトギス(杜鵑草 )

2007年10月10日 | 樹木・園芸種

昨年と同じ場所で見つけたホトトギスです。 園芸種のハナホトトギスかもしれません。

形と色がとてもユニークで、一度見たら忘れられない花です。

ホトトギス(ユリ科 ホトトギス属)
半日陰の林の中などに生える多年草。草丈は40~80cm。白地に紫赤色の花の斑点を鳥のホトトギスの胸の模様にたとえて名がついた。