孫疲れとビール疲れか昨日は放心状態の一日、明日からお仕事バッチリ頑張るので今日は「ひだまり」さんの赤羽末吉最終日なので購入での応援に行くことに決めたらこの話題を思い出したから、少々前の話ですが書いておきたくなったので・・・
ライトノベルの略。これは角川スニーカー文庫の話題です。
仕事関係のネット(メール)でお知らせがありました。
題名は
「親ばか話題失礼します」です。 内容は↓
「我が息子の書いた本が、今年の1月に、角川書店学園小説大賞を受賞し、本日角川書店から発売になりました。ヤング向けのライトノベルですが、結構面白いので、よろしかったら、一冊印税に貢献してやってください。書店のスニーカー文庫コーナーに、「優秀賞」の金の帯付き並んでいます。
本の紹介はこちら。
http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201005000153
“菜々子さん"の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕
発売日:2010年 08月 01日
定価(税込): 630円
文庫判
ISBN 978-4-04-159510-7-C0193
発行元:角川書店 」
ということです。
若者がなにかにチャレンジ!
応援したくなります。
で、おせっかいにも紹介いたしました。
今はネットで立ち読みも出来るのですね~
ライトノベル初!発売前web全文無料公開中
twitterでつぶやきながら読める「共有読書」が実現!
第13回学園小説大賞<優秀作>受賞作!!(8月3日16:00まで公開中)
“菜々子さんの戯曲 Nの悲劇と縛られた僕 特集ページ
http://www.kadokawa.co.jp/sneaker/nanako-san/
-------------------------------------------------------
その後、メールにての感想も一人が二回。
通常なら、ライトノベルは決して読まないであろう
ある意味有識者の方がお付き合いで読んだ後の感想コピーです。
参考までに、長いです・・・
----------------------
読後感その1
タイトルは出版に当たって変更されたとか。こっちがいい。うまい!
小説はディテールの積み重ねだとか。ディテールが鮮明で読ませました。すごい才能です。お墓のお花はちょっと変と気がついたのですが、息子さんが若い男性だから我が家の息子同様花のことは分からないんだと思って読み飛ばしていました。複線だったのね。にくい!
社会科準備室の場面は、主人公の思考に沿って読み返してしまいました。
最高に気に入ったのは二人の置かれた状況でした。
人は会話で思考するとは通説ですが、私もそう思います。
会話の相手が一人の人物に収斂していくと、それは恋だ、とは通説かどうかは知りませんが、私はそう思っています。相手は実在の人物がいいのですが、実際に会話の相手をしてくれなくてもいい(してくれない方がいい)ちょうど「足長オジサン」のように。そういう相手がいなくなって久しくなりますが。
ブログ流行の昨今は、恋無き時代なのでしょうか?
菜々子さんは、新しい関係を時期的にも構築しなくはならなくなってシナリオを書いたのでしょうか?などなど、後々考えさせられる引っ鰍ゥりを残してくれる作品は傑作だと思います。ファンになってしまいそうです。次作が出来たら教えてください。
感想其の2、
直ぐに感想を書きたいくらいに面白かったということです。
「わたしは、あの事故は、事件だとおもうの」の、ドキッとして興味をそそられる出だしに重ねて、「少年は静かに混乱する」のフレーズに、これはいける!とたちまち引き込まれてしまいました。「・・・どう思う?答えなくていいけど」の繰り返しも気に入っています。
エピローグの明はそうでしょうが、菜々子さんの意図は、私のとちょっとずれていました。でも、こんなのもありだろうな、そうだとしたら・・・と思いが後を引くところも、いい小説を読んだと嬉しくなります。後書きは、笑っちゃいました。そうだよねって。
ライトノベルという分野があるとは知りませんでした。
芥川賞にノミネートされてもおかしくない程いいと私は思います。
芥川賞の選者がおじいさん、おばさんで、年寄りには分からないでしょ?と言わんばかりの過激な作品が受賞したりしますので、受賞はのがすかもしれませんが。全く、年寄りの選者は、文学者として若者の生態も心情も分からないとは言えないから賞を与えている、裸の王様みたいとかんぐっています。
分野が違うのかな?でも、「菜々子さん・・・」は、ミステリー形式をした純文学ともいえますから。授賞式には呼んでね。映画化もできそうです。
-------------------------
※もう一つ、別の方からの読後感想
-------------------------
ご子息の御本、読了しました。
僭越ながら、真剣に感想を言わせていただきます。
一言で【凄い!】ということ。
読み始めて・・20ページぐらいまでは、
漢語が多いことに、明治大正期の文学者の風味を感じました。
文体・・外国語の和訳めいた文体に、なじみ育った懐かしさを感じました。
湯u法や、重文、複文、・・・関係代名詞・を駆使した英文文体が浮かびます。
作者の読書量と好みを推察しつつ読み進みました。(*^_^*)
後半、物語が佳境を迎えていく頃、語彙や文体はその印象を消して、
というか、作風そのものが変化して・・・現代的な語彙と文章になったせいか
ひたすら、登場人物の心理の動きにのめり込みました。
時々、登場する子供達の持つ残酷さに、浮カ気づき、浮「とおもいました。
子供は大人と全く同じレベルの悪意も偽善も持ち合わせているという事実を
知っていますので、かえって、浮ゥったのかもしれません。
学級を構成する子供たちの卑小さ、狡猾さ、愚かしさ・・・
大人になった誰彼、自分をも含めて、が、今も秘めている普遍的な悪意と弱さ。
・・・切なくなります。
菜奈子さんの持つ、人を操作する癖・・・居ます、在ります。
なんども、本をいったん机上に投げ出しました。読み進むのが辛いから。
菜奈子さんに、シナリオに、語り手である青年同様、散々踊らされて。(@_@;)
つまりは、作者の思うつぼにはまったわけです。(*^_^*)
昨日読んだ東野圭吾の【悪意】も、ねじれた友情というか、嫉妬がテーマでした。
本作品には、それ以上の子供の残酷性のリアリテイが見えて、東野作品
は甘いかも?(その分、読後はすっきりします)。
凄い作品だと断言します。青春?学園?なんて冠は不似合いです。
以上、心からの賛辞です。
>でも、がんばっている息子を見るのは、結果どうこう関係なく、
>ひとつの幸せではあります。
そうですとも!
お子様の活躍こそ、何よりの幸福ですよね。
----------------------------------------------------------
☆作者の母上からの最後の感想に対するお返事も・・・・・
真剣な感想、心から感謝いたします。
拝見してすぐ、身震いがしました。
素晴らしい分析です。
本人もここまで意図していたかどうか、気付いているかどうか、
定かでありませんが、これを拝読すれば、きっと感激、感謝すると思います。
実は、私の最初の感想は、これはレベルの高い人じゃないと理解でき
ないのじゃないかしら。この読者層にどれほどそのレベルの人がいるか、
それが心配。でした、
そして敢えて、ここで紹介させていただきました。
どれだけの方が手にして下さるか不安でしたが、レベルの高い方々の
率直な感想を伺いたいという気持ちがありました。
何をしてレベルが高いというか、漠然とし過ぎてはいますが、常に言葉を
意識しているかどうか、日ごろ正しい日本語を使っているかどうか、そして、
言葉を正しく受け取るセンスがあるかどうか、そんなところかもしれません。
このような作品は、好き嫌いがあるとも思うので、辛口の感想もがありまし
たら。、ぜひお聞かせください。
○○先生に読んでいただけましたこと、それだけでもうれしいです。
ありがとうございました。
ライトノベルの略。これは角川スニーカー文庫の話題です。
仕事関係のネット(メール)でお知らせがありました。
題名は
「親ばか話題失礼します」です。 内容は↓
「我が息子の書いた本が、今年の1月に、角川書店学園小説大賞を受賞し、本日角川書店から発売になりました。ヤング向けのライトノベルですが、結構面白いので、よろしかったら、一冊印税に貢献してやってください。書店のスニーカー文庫コーナーに、「優秀賞」の金の帯付き並んでいます。
本の紹介はこちら。
http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201005000153
“菜々子さん"の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕
発売日:2010年 08月 01日
定価(税込): 630円
文庫判
ISBN 978-4-04-159510-7-C0193
発行元:角川書店 」
ということです。
若者がなにかにチャレンジ!
応援したくなります。
で、おせっかいにも紹介いたしました。
今はネットで立ち読みも出来るのですね~
ライトノベル初!発売前web全文無料公開中
twitterでつぶやきながら読める「共有読書」が実現!
第13回学園小説大賞<優秀作>受賞作!!(8月3日16:00まで公開中)
“菜々子さんの戯曲 Nの悲劇と縛られた僕 特集ページ
http://www.kadokawa.co.jp/sneaker/nanako-san/
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その後、メールにての感想も一人が二回。
通常なら、ライトノベルは決して読まないであろう
ある意味有識者の方がお付き合いで読んだ後の感想コピーです。
参考までに、長いです・・・
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読後感その1
タイトルは出版に当たって変更されたとか。こっちがいい。うまい!
小説はディテールの積み重ねだとか。ディテールが鮮明で読ませました。すごい才能です。お墓のお花はちょっと変と気がついたのですが、息子さんが若い男性だから我が家の息子同様花のことは分からないんだと思って読み飛ばしていました。複線だったのね。にくい!
社会科準備室の場面は、主人公の思考に沿って読み返してしまいました。
最高に気に入ったのは二人の置かれた状況でした。
人は会話で思考するとは通説ですが、私もそう思います。
会話の相手が一人の人物に収斂していくと、それは恋だ、とは通説かどうかは知りませんが、私はそう思っています。相手は実在の人物がいいのですが、実際に会話の相手をしてくれなくてもいい(してくれない方がいい)ちょうど「足長オジサン」のように。そういう相手がいなくなって久しくなりますが。
ブログ流行の昨今は、恋無き時代なのでしょうか?
菜々子さんは、新しい関係を時期的にも構築しなくはならなくなってシナリオを書いたのでしょうか?などなど、後々考えさせられる引っ鰍ゥりを残してくれる作品は傑作だと思います。ファンになってしまいそうです。次作が出来たら教えてください。
感想其の2、
直ぐに感想を書きたいくらいに面白かったということです。
「わたしは、あの事故は、事件だとおもうの」の、ドキッとして興味をそそられる出だしに重ねて、「少年は静かに混乱する」のフレーズに、これはいける!とたちまち引き込まれてしまいました。「・・・どう思う?答えなくていいけど」の繰り返しも気に入っています。
エピローグの明はそうでしょうが、菜々子さんの意図は、私のとちょっとずれていました。でも、こんなのもありだろうな、そうだとしたら・・・と思いが後を引くところも、いい小説を読んだと嬉しくなります。後書きは、笑っちゃいました。そうだよねって。
ライトノベルという分野があるとは知りませんでした。
芥川賞にノミネートされてもおかしくない程いいと私は思います。
芥川賞の選者がおじいさん、おばさんで、年寄りには分からないでしょ?と言わんばかりの過激な作品が受賞したりしますので、受賞はのがすかもしれませんが。全く、年寄りの選者は、文学者として若者の生態も心情も分からないとは言えないから賞を与えている、裸の王様みたいとかんぐっています。
分野が違うのかな?でも、「菜々子さん・・・」は、ミステリー形式をした純文学ともいえますから。授賞式には呼んでね。映画化もできそうです。
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※もう一つ、別の方からの読後感想
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ご子息の御本、読了しました。
僭越ながら、真剣に感想を言わせていただきます。
一言で【凄い!】ということ。
読み始めて・・20ページぐらいまでは、
漢語が多いことに、明治大正期の文学者の風味を感じました。
文体・・外国語の和訳めいた文体に、なじみ育った懐かしさを感じました。
湯u法や、重文、複文、・・・関係代名詞・を駆使した英文文体が浮かびます。
作者の読書量と好みを推察しつつ読み進みました。(*^_^*)
後半、物語が佳境を迎えていく頃、語彙や文体はその印象を消して、
というか、作風そのものが変化して・・・現代的な語彙と文章になったせいか
ひたすら、登場人物の心理の動きにのめり込みました。
時々、登場する子供達の持つ残酷さに、浮カ気づき、浮「とおもいました。
子供は大人と全く同じレベルの悪意も偽善も持ち合わせているという事実を
知っていますので、かえって、浮ゥったのかもしれません。
学級を構成する子供たちの卑小さ、狡猾さ、愚かしさ・・・
大人になった誰彼、自分をも含めて、が、今も秘めている普遍的な悪意と弱さ。
・・・切なくなります。
菜奈子さんの持つ、人を操作する癖・・・居ます、在ります。
なんども、本をいったん机上に投げ出しました。読み進むのが辛いから。
菜奈子さんに、シナリオに、語り手である青年同様、散々踊らされて。(@_@;)
つまりは、作者の思うつぼにはまったわけです。(*^_^*)
昨日読んだ東野圭吾の【悪意】も、ねじれた友情というか、嫉妬がテーマでした。
本作品には、それ以上の子供の残酷性のリアリテイが見えて、東野作品
は甘いかも?(その分、読後はすっきりします)。
凄い作品だと断言します。青春?学園?なんて冠は不似合いです。
以上、心からの賛辞です。
>でも、がんばっている息子を見るのは、結果どうこう関係なく、
>ひとつの幸せではあります。
そうですとも!
お子様の活躍こそ、何よりの幸福ですよね。
----------------------------------------------------------
☆作者の母上からの最後の感想に対するお返事も・・・・・
真剣な感想、心から感謝いたします。
拝見してすぐ、身震いがしました。
素晴らしい分析です。
本人もここまで意図していたかどうか、気付いているかどうか、
定かでありませんが、これを拝読すれば、きっと感激、感謝すると思います。
実は、私の最初の感想は、これはレベルの高い人じゃないと理解でき
ないのじゃないかしら。この読者層にどれほどそのレベルの人がいるか、
それが心配。でした、
そして敢えて、ここで紹介させていただきました。
どれだけの方が手にして下さるか不安でしたが、レベルの高い方々の
率直な感想を伺いたいという気持ちがありました。
何をしてレベルが高いというか、漠然とし過ぎてはいますが、常に言葉を
意識しているかどうか、日ごろ正しい日本語を使っているかどうか、そして、
言葉を正しく受け取るセンスがあるかどうか、そんなところかもしれません。
このような作品は、好き嫌いがあるとも思うので、辛口の感想もがありまし
たら。、ぜひお聞かせください。
○○先生に読んでいただけましたこと、それだけでもうれしいです。
ありがとうございました。