まだ可能なリンク集
今日のほしぞら
http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/skymap.cgi
カータンblog
http://ka-tan.blog.jp/
東日本大震災のこと
https://www.1101.com/20110311/
ちょっと便利帳(みんなの知識)
https://www.benricho.org/
エル・コンドル・パサ/189修行
http://www.elcondorpasa.narod.ru/
リンクとブログ
http://incamusic.narod.ru/link.htm
Musica Andina アンデス音楽
http://incamusic.narod.ru/music.htm
MUSIC from the ANDES
http://boleadora.com/andes.htm
ナショナル ジオグラフィック
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/
青空文庫
https://www.aozora.gr.jp/
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
五味太郎さんのあとがき
絵本の題名を忘れていますが、読後感想が残っていました。
“絵本"を読みました。
あとがき”です。‥‥‥読んでみて下さい。
------------------------以下コピー-----------
かしこい頭は
テスト用
じょうぶな頭は
自分用
じょうぶな体は
はたらかされる体
かしこい体ははたらく体
------------------------
あとがき
とくにわるいことをしたわけでもないのにしかられる。ちょっとおもしろそうなことをやろうとすると、とめられる。それなりに自分でやっているつもりなのに、がんばりなさいとか、しっかりしなさいなどと言われる。そして、本当に悩んでいることについては、相談にのってくれる人が見あたらない。まったく子どもって気の毒です。ぼくも昔、だいぶ気の毒でした。
そして今、ぼくは大人をやっているわけですが、まわりの大人を見るにつけ、ぼくたち大人が作り出している世の中を見るにつけ、やっぱり子どもはあいかわらず、気の毒なんだろうなと思います。そして、また、子どもをきのどくにさせておいてでも、大人のほうはとりあえず幸せだというのなら話は、ま、わかりますが、当の大人たちもそう幸せそうでありません。やっぱり気の毒なのです。どうしてなんでしょうか。
これじゃ、子どもが気の毒をやっているかいがありません。そして大人自身が気の毒な状態だから、子どもをしかったり、文句を言ったり、指導にまわったり、むやみにはげましてくれたり、かってに愛しているふりをして、なんとかごまかしているようにぼくには思えます。なんで大人がそこまで気の毒な状態におちいってしまったのか、理由はよくわかりませんが、その大人の気の毒が子どもの気の毒を生み出し、子どもの気の毒が大人をもっと気の毒にする、そんな感じ。いつまでたっても終わりそうにもありません。
自分でやるしかありません。あたりまえすぎる言い方ですが、自分で自分の気の毒を解決してゆくしかないのです。それは大人も子どもも同じです。自分で考え、自分で悩み、じぶんでしかり、じぶんをはげまし、そしてじぶんを可愛がっていくしかないのです。そのために、けっこうきつい問題でもなんとかこなせる〈じょうぶな頭〉と、好きは好き、嫌いは嫌いとはっきりわかる〈かしこい体〉が必要なんだろうと思います。気の毒な大人があみ出した、かしこい頭とじょうぶな体になるための方法をまじめにやっていても、さらに気の毒になるしかないのです。それではいつまでたっても不安なのです。
できるかぎり自分の頭と体を信じて、生活していくしかないと思います。それも信じられないで、人のためにどうのこうの、世の中のためにどうのこうのなどと言っている場合じゃないと思います。おとなもしっかりしますから、子どももしかりしてください。この本は、少し気の毒な状態ですが、その気の毒さに気づいている、じょうぶな頭とかしこい体をもった子どもたちの声がベースになって作られました。そしてかつては少し気の毒でしたが、今はけっこう幸せな大人たちが、いろいろと調べたり、考えたりして協力してくれました。お礼を申し上げます。1991年1月31日
-----------------------------------------------あとがきより-------
今日のほしぞら
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東日本大震災のこと
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エル・コンドル・パサ/189修行
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青空文庫
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五味太郎さんのあとがき
絵本の題名を忘れていますが、読後感想が残っていました。
“絵本"を読みました。
あとがき”です。‥‥‥読んでみて下さい。
------------------------以下コピー-----------
かしこい頭は
テスト用
じょうぶな頭は
自分用
じょうぶな体は
はたらかされる体
かしこい体ははたらく体
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あとがき
とくにわるいことをしたわけでもないのにしかられる。ちょっとおもしろそうなことをやろうとすると、とめられる。それなりに自分でやっているつもりなのに、がんばりなさいとか、しっかりしなさいなどと言われる。そして、本当に悩んでいることについては、相談にのってくれる人が見あたらない。まったく子どもって気の毒です。ぼくも昔、だいぶ気の毒でした。
そして今、ぼくは大人をやっているわけですが、まわりの大人を見るにつけ、ぼくたち大人が作り出している世の中を見るにつけ、やっぱり子どもはあいかわらず、気の毒なんだろうなと思います。そして、また、子どもをきのどくにさせておいてでも、大人のほうはとりあえず幸せだというのなら話は、ま、わかりますが、当の大人たちもそう幸せそうでありません。やっぱり気の毒なのです。どうしてなんでしょうか。
これじゃ、子どもが気の毒をやっているかいがありません。そして大人自身が気の毒な状態だから、子どもをしかったり、文句を言ったり、指導にまわったり、むやみにはげましてくれたり、かってに愛しているふりをして、なんとかごまかしているようにぼくには思えます。なんで大人がそこまで気の毒な状態におちいってしまったのか、理由はよくわかりませんが、その大人の気の毒が子どもの気の毒を生み出し、子どもの気の毒が大人をもっと気の毒にする、そんな感じ。いつまでたっても終わりそうにもありません。
自分でやるしかありません。あたりまえすぎる言い方ですが、自分で自分の気の毒を解決してゆくしかないのです。それは大人も子どもも同じです。自分で考え、自分で悩み、じぶんでしかり、じぶんをはげまし、そしてじぶんを可愛がっていくしかないのです。そのために、けっこうきつい問題でもなんとかこなせる〈じょうぶな頭〉と、好きは好き、嫌いは嫌いとはっきりわかる〈かしこい体〉が必要なんだろうと思います。気の毒な大人があみ出した、かしこい頭とじょうぶな体になるための方法をまじめにやっていても、さらに気の毒になるしかないのです。それではいつまでたっても不安なのです。
できるかぎり自分の頭と体を信じて、生活していくしかないと思います。それも信じられないで、人のためにどうのこうの、世の中のためにどうのこうのなどと言っている場合じゃないと思います。おとなもしっかりしますから、子どももしかりしてください。この本は、少し気の毒な状態ですが、その気の毒さに気づいている、じょうぶな頭とかしこい体をもった子どもたちの声がベースになって作られました。そしてかつては少し気の毒でしたが、今はけっこう幸せな大人たちが、いろいろと調べたり、考えたりして協力してくれました。お礼を申し上げます。1991年1月31日
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