~ 恩師の御著書「心行の解説」より ~
裏を見せ表を見せて散るもみじ
◇ 恩師の追加補足御講話 ◇
これは良寛さんの句ですが、私たちの一生を詠まれているように思いました。
嫌な面を見せ、或いは素晴らしい面を見せながら、
やがてこの世から散っていく、そしてまた、
自然に帰るのではないかと思います。
素晴らしい面ばかり持ったお方はごく稀だと思います。
また、嫌な面ばかり持った方もおられません。
裏を見せ表を見せ、裏もあり表もあってこの世は成り立っているのです。
ですから、人様を見た時でも、できるだけ裏も表も見ながら正しく見るように、
日々精進していきたいと思います。
~ 感謝・合掌 ~