~ 恩師の御著書「愚か者の独り言」より ~
親鸞上人の教えの中に、「心を開いてずっと奥底を覗いたら、御本尊は鬼だった。
阿弥陀様におすがりして、ただ一念念仏申さば、鬼は鬼のままで救われる」と説かれています。
これは一念に徹して心を余計な思いに向けず、ひたすら阿弥陀様の御心に向ければ救われるということです。
煩悩具足の罪悪深重の凡夫と自らを称した親鸞が自らの心の内を顧みて認めたのが心の鬼、つまり煩悩です。
しかし、その鬼のもっと奥まで入った時、神の御心がましますのです。
これが実相であり、私たちの神我です。
~ 感謝・合掌 ~