浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2021-09-24 23:59:40 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より

         第六章 人類滅亡を救う奇跡と癒しの秘密

     奇跡の真の目的――地球の波動の次元上昇する
             二十一世紀に向けて


先の続き・・・

心というものがここに現れている環境、
物質世界を生みだしている原因であれば、
自分の心を自由自在にコントロールすることができれば、
いつも自分の望ましい楽な世界に安住することができます。
想念はエネルギーであり、思いは力だと言われます。
そして、たとえ粗悪な環境に落ち込んでも、人間は思い一つで、
また心の用い方一つで、一転して高い世界に行くこともできるので、
心は錬金師でもあり、マジシャンのようでもあります。

自分の運命さえも自分の心がつくっているのですから、
私たちは原因と結果の法則を知り、
自分の想念行為に責任があることに気付くべきです。
過ちを犯し、人や自分を傷付けたまま、
反省もせずに自らの運命のわるさを
嘆き、自らの心を苦しめていくか。

自分の過ちに気付いて素直に改め、
正しく自然の法則にかなった調和した
生活を行うことによって、
多くの人々の心に明るさや希望や勇気を与え、
自らが幸せになるとともに、他をも幸せに導いていくか。
そのどちらも神から与えられているのが人間の心です。
そして、この本に縁ある方々が、

原因と結果の法則を理解して正しく生きた時には、
こんな有り難い出来事の援助も与えられるのだということを知る機会と
してくださったならば、この本の出版目的も果たされると思います。
誰の心にも宿る神我の存在を信じて、
それに目覚めようという情熱が一人でも
多くの方の胸に喚起されることが、神の喜びともなります。
そもそも、奇跡は興味本位で見たり聞いたりするものではありません。

テレビでもやたらと興味本位の番組として霊能者を紹介したり、
UFOや不思議な現象をつかったりしすぎます。
商業ベースで利益さえ上がれば何でもよいという考えは反省すべきです。
奇跡とは、物質世界の常識にとらわれた人々が、
科学ではもはや証明できないほどの不思議な現象が、

心の在り方や用い方によって起きるのだという事実
に目覚めるために現わされているものです。
心が主導権を握り、物質世界を思いのままに動かしていくのです。
こういうことが、これから人々の心が調和してまいりますと、
可能になってくると思います。



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「御垂訓」

2021-09-24 00:08:01 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
 恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より

       第六章 人類滅亡を救う奇跡と癒しの秘密

    奇跡の真の目的――地球の波動の次元上昇する
          二十一世紀に向けて


先の続き・・・

この物質世界のすべての現れには、必ず原因があります。
どのような出来事も例外ではありません。
その原因となる心に気付くべきです。
この心というのは不思議なものです。
一念三千という仏教用語があります。
思い方が三千通りあるとすれば、
それに応じて現れてくる世界が三千あるという意味です。

また、一念にして三千の思いが起きるとも言われます。
たった今、私たちの置かれている世界は、
私たちが抱いている思いによってつくられている世界です。
次の瞬間にはもう別の思いが呼ぶ別の世界に行っています。

さっきまで美しい景色を見たり、友達と笑いあって楽しんでいたと思ったら、
ちょっとしたことで腹を立て、クシャクシャしている。
この時は、上のほうから下へと住む世界は一気に下降し、
レベルダウンしていることになります。

ここで誰かのせいで腹を立てさせられたなどと思わず、
自分で自分の心を苦しめていることに気付いて、思い方を変えると、
また新たに調和した楽な心の映し出す世界へと瞬間的に
移動することができます。

物質化現象世界(この世であり、目に見える世界)は実在界
(あの世であり、目に見えない世界)と
渾然一体となって存在しています。
肉体は見ることはできますが、心は見ることができません。

この目に見えない心こそ目に見える肉体を動かしている
エネルギーだと言えます。
心は主であり肉体は従とも言います。
主であるべき心を苦しめますと従である肉体も
苦しんで当然のことです。

自分の心を苦しめない生活こそ私たちの日々の修行でもあります。
心の苦しみにも数多くありますが、怒り、妬み、謗り、愚痴、うらみ、
憎しみ、貪欲、取越し苦労などが代表的なものです。
この様な思いをできるだけ自分の心に入れない
練習の積み重ねこそが健康で平安で幸いへの道であると思います。
又、人にも苦しみを与えてはいけません。
それは必ず自分に返ってくるからです。


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