もぐりの語学教室+修行が辛くお寺を逃走した元僧侶見習の仏教セミナー

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

1257番:最後の授業(24)

2022-05-04 21:27:50 | 日記


最後の授業(24)
 
LA DERNIÈRE CLASSE
Récit d'un petit alsacien


————————— 【24】————————————————

  J' étais  étonné  de  voir  comme  je comprenais.  Tout
ce qu'il  disait me semblait  facile, facile.  Je crois aussi que
je n'avais jamais si bien écouté,  et  que lui* non plus  n'avait
jamais  mis  autant  de  patience  à  ses  explications.  On
aurait dit*² qu'avant de  s'en  aller  le  pauvre  homme voulait 
nous  donner tout  son savoir,  nous  le faire  entrer dans la
tête  d'un  seul  coup.

 

—————————— (訳)—————————————————

 何とその学課のよくわかることに私は驚きました.先生
が私に述べること全てが、いとも簡単に、たやすくわかる
気がしたのでした.私はそのときまで、こんなにしっかり
と、授業を聞いたことはなかったし、先生だってこれほど
忍耐強く説明をしてくれたことは今までになかったのだ. 
立ち去る前に、お気の毒な先生は私たちに知っていること
全ての知識を与えたかったようです.そしてその知識を
一気にわたしたちの頭の中に入れてあげたいと思ったよう
でした.


—————————— 《語彙》———————————————
                                    
étonné:(形) 驚いた; air étonné 驚いた顔
 être étonné de qch: に驚く 
 être étonné de + 不定詞:に驚く 
 être étonné que + 接続法:に驚く
  Je suis étonné de son absence. 
    Je suis étonné qu'il soit absent.
  彼が来ていないので私は驚いている.
<étonner (他) 驚かせる
d'un seul coup:一度に、一気に
nous le faire entrer dans la tête:それを私たちの頭に入れ
              せしめる
  faire + 不定詞 = 使役「~せしめる」
   ここでの意味は使役というより
  「入れてさしあげたい」という先生の願い.


———————————≪文法≫—————————————————

 *1) lui:il の強勢形;主語になっていて、同格のil に言いかえず
    lui だけで文主語となって、文を作っています.
  Lui ne le savait pas. 彼はそれを知らなかった.(言いかえなし)  
    Il ne le savait pas, lui.   彼はそれを知らなかった.
                        (ilが主語でlui が同格による言いかえ)
   尚、lui が主語であることは対応する動詞の活用形がavait (3単)
  であることからもわかる.決してJe crois que je lui...ではない.  
   (対応動詞はavais ではない)

   強勢形は、よく言いかえをするのでこの註釈を書きました.
  Moi, je travaille, et toi, tu t'amuse. / 私は働いているのに、君は
  遊んでいる. 
   強勢形の便利な点は、il やje が主語以外に使えないのに対し、
  補語にも目的語にも使えるという点です.
   C'est moi. とは言えても、C'est je とは言えません. 
   何?Que c'est je という文庫がある? あれは Que sais - je ?
   といって、「私は何をか知る」つまりうぬぼれないで、もっと
  この本を読んで~、みたいな文庫名ですので.

*2) on aurait dit que ~ :まるで~のようだった(条件法過去)
    「第三書房」の対訳書では「まるで~のようだ」
  という解説がついています.しかし現在の事実に遭遇して
  「いや、まるで~だ」という場合は条件法現在を用います.

    おおきなクマをみて
  On dirait un ours ! /  On dirait que c'est un ours !
    まるでクマみたいだ.

    そして過去の状況を回顧して言う場合は、本文の
  on aurait dit que ~ :まるで~のようだった(条件法過去)
  を用います.
    On aurait dit un ours ! / まるでクマにたいだった.
  On aurait dit qu'il n'y avait personne.
    どうも誰もいないようだった.  
     引用文:「これならわかるフランス語文法」(NHK出版)
 

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1256番:仏検3級突破学習(5)

2022-05-04 21:27:50 | 日記


実用フランス語技能検定試験
『仏検3級突破』(三修社)(5)
——————————————————————————————————

ほぼ丸写しで書いています.エラそうに「~してください」と書いて
いますが、私ではなく、この本の先生のお言葉ですのでね.
その他の言い回しもそのまま丸写しです.全てはこの本の著者の言葉
ですのでよろしく.私はただの何も知らない生徒です.みなさまと同
じ「3級受験生」ですのでね.仲良くしてくださいね.

そこで、区別のため、私が自分で書き足した部分は緑色にしておきま
す.よろしくお願いいたします。

では本日も学習開始!


——————————————————————————————————

            〖突破に向けて(Ⅳ)〗(前回のまとめ)

    ⦅相手の言葉に対する短い応答*⦆

  * D'accord. 「いいよ」、 Bien sûr. 「もちろん」、  
  Pas encore. 「まだだ」、 Avec plaisir. 「よろこんで」
  Volontiers. 「こちらからすすんで;よろこんで」

など、ごく基本的なものについては『仏検4級突破』57~58ページ
参照.

そこで『仏検4級突破』57~58ページを見てみました.
重複していないものは次の2つでした.

 Elle a raison.        ——Pas tout à fait.
  彼女の言は正しいよ. ——いや完全にじゃない.

  Tu es d'accord avec moi ?  ——Absolument.
  僕に賛成?             ——まったく賛成だ.


3級テキストに戻ります.

     ⦅相手の言葉に対する短い応答*⦆つづき

 Tu m'approuves ?  ——Absolument.
  君は私に賛成?   ——完全にだ.

  On se voit lundi ou mardi ?  ——Ça m'est complètement égal.
  月曜日に会う、それとも火曜日?
                          ——ぼくは全くどちらでもいい.    

 Je ne pourrai pas venir.——C'est dommage !
  僕は来られそうにない.
                     ——それは残念だ.

  Elle a déjà cinquante ans.  ——Ce n'est pas possible !*
  彼女はもう50だ.      ——まさか!

 * C'est pas possible !  または単に Pas possible ! とも言います.
尚、一般に
 Ce n'est pas ...で始まる表現は実際の会話では n' が省略され、
 C'est pas ...となることが多い.

Elle a quitté son mari.  ——Ce n'est pas vrai !
彼女は夫と別れたよ. ——うそでしょう.  

Je suis en retard;excusez-moi. ——Ce n'est pas grave.
遅れてごめんなさい.   ——大したことではありません.

Elle est sympathique ! —— N'est-ce pas ?
彼女は感じがいいね! ——でしょう?

Tu aimes le théâtre ? ——Pas tellement.
演劇は好き?   ——それほどでも.

J'ai raison,  non ?  —— Pas tout à fait. 
私が正しいでしょう、ちがう?
                —— 完全にではない.

On va dîner à la française ?  ——Pourquoi pas ?
夕食はフランス風にする?——悪くないね.

Elle ne pourra pas venir ce soir.——Tant pis !
彼女は今晩来られないよ. ——仕方がないさ.

J'ai retrouvé mon portefeuille. —— Tant mieux !
財布が見つかりましたよ.——それは良かったですね.

Je passe mes vacances en France.——Tu as de la chance !
私はヴァカンスはフランスだ.——恵まれているね、君は!

Elle est vraiment intelligente ! ——Vous trouvez ?
彼女は本当に頭が良い!  —— 本当にそう思う?


⦅電話での特殊な表現⦆

Allô, jécoute.  もしもし、どうぞお話下さい.

Allô, est-ce que je suis bien chez M. Dupont ? 
 もしもし、デュポンさんのお宅でしょうか?

Je voudfrais parler à Mᵐᵉ Dupont.——C'est elle-même.
  デュポン夫人にお話したいのですが.——私です.

Voulez-vous me passer Anne ? ——Ne quittez pas, je vous la passe.
  アンヌに代わっていただけますか?
                   ——お待ちください.彼女に代わります.


⦅買物での特殊な表現⦆

——Vous désirez ...?   何をさしあげましょうか?

——Donnez-moi un kilo d'oranges et une livre de fraises. 
     オレンジ1キロといちごを500 グラムください.

——Et avec ça ?  そのほかには?

——Un melon bien mûr.  よく熟れたメロンを一つ.

——C'est tout ?   それで全部ですか?

——Oui, c'est tout pour aujourd'hui.  Ça fait combien en tout ?
     ええ、今日はそれだけ.全部でおいくらになりますか?

——Quarante francs, s'il vous plaît.  40 フランいただきます.

——————————————————————————————————

 

————⦅類題5⦆—————————————————————

 A欄にはある状況が、B欄にはその状況で用いられるフランス語
の慣用表現が記されています.(  )*内に入れるべき語を書きな
さい.最初の文字がそれぞれ表示されています.
        *テキスト側では「下線部」となっていますがこのワープロ
   は下線が引けないので( )に変えました.
——————————————————————————————————
  A                                 B
相手にどこが痛むか    (O    ①     ) avez-vous mal ?
たずねる時             
——————————————————————————————————
相手に「おめでとう」  Toutes mes (f    ②    !)
を言う時
——————————————————————————————————
相手に「どういう意    Qu'est0ce que ça (v   ③    ) dire
味か」たずねる時
——————————————————————————————————
相手の誘いを断る時    Merci, mais ça ne me dit (r   ④     ).
——————————————————————————————————

 

⦅解説と正解⦆
 出題の形式は違いますが、内容は類題4と本質的には変わりません.

(1)問題は、J'ai mal à la tête.  「私は頭が痛い」などの変形ですの
で、比較的簡単に場所をたずねる où が出てくるでしょう.この際、
「私はこの歯が痛い」Cette dent me fait mal. なども一緒に覚えてしま
いましょう.
  正解は、( Où )avez'vous mal ? 「あなたはどこが痛むのですか?」


(2)相手を「祝福する」という動詞は、Je vous félicite. 「ご祝福申し
あげます」にみられるように féliciter です.ここではそれを名詞にし、
Toutes mes...に合わせ複数にすればいいわけです.
 正解は、Toutes mes ( félicitations ) ! 「心から祝福いたします」


(3)問題は、「…を意味する」が vouloir dire だということを知ってい
るかどうかをためそうとするもので、主語 ça に合わせてこの表現を活
用させればいいわけです.  
  正解は、 Qu'est-ce que ça ( veut ) dire ?  「それはどういう意味です
か?」


(4)問題の解答は次の会話を参考にして見つけて下さい.
——Ça te dit de venir au cinéma avec nous ?
    私たちと一緒に映画に行く気はない?

——Non, ça ne me dit rien.
    いや、その気はない(そのことは私に何の呼びかけもしない)

 正解は、Merci, mais ça ne me dit ( rien ).
  「ありがとうございます.でもそれには興味がありません」

 正解 (1) Où    (2) félicitations    (3) veut    (4) rien

 

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