さっぷいさっぷい外語学院(生徒:ゴタ、張るカイロさん)

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

3884番:過去日記は以上です.ちょっと書き足しました.

2024-05-11 22:41:17 | 日記

3884番:過去日記は以上です

 

今後はさらにこのブログで語学学習します.

とにかく読みきろうと思います.

この4冊読み切りましょう。

「さすらいの青春」

「サウンドオブミュージック」

「女の一生」

「ペルル嬢」

 

父がいくら96歳まで生きたからと言ってぼく自身が

そんなに生きられることはないと思う.

父の幼少期は粗食だったし、食品添加物もなく、ほぼ自然食だったから

長寿を全うできたのだと思う.

 

ぼくの寿命はむしろ、70歳で亡くなった母のほうを

基準に考えるべきだ.母は食べることが好きだった.

 

同じく息子も食べることが好きだ.好きなものを

じゃんじゃん食べる.医師から糖尿を宣告され、

現在、心臓病の薬のほかに、糖尿病の薬も服用中である.

今年70歳になる息子はもういつ召されてもおかしくない.

いつ死んでもおかしくないので、あの4つの読み切りはぜひ

しておこうと思います.

学習して訳していきますが、「翻訳」とはいわないだろうね.

翻訳といえば、りっぱな文学作品だが、こちらは学習結果

の産んだ「訳文」です.ラーメンにたとえると、

プロの「翻訳」は行列のできるラーメン店のラーメンであり、

こちらは、インスタントラーメンである.

 

これがプロの味になることは決してありません.

インスタントラーメンにチャーシューをいれても

なると巻をいれても、しょせんインスタントラーメンであるように

ゴタ訳の学習ブログを、いくら校閲しても、文体を統一しても

それは無駄な抵抗である.

 

まあ、こんど生まれてきたら、翻訳家をめざしましょうかね.

あ、そうだね.人に生まれてこられる前提の話は厚かましいですよね.

閻魔さんに頼んで、閻魔法廷の通訳になれるようがんばります.

 

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3883番:FC2ブログ「通訳ガイド奮戦記」より

2024-05-11 22:33:09 | 日記

79番:通訳ガイド奮戦記【マレーシアのお客様2日目】

 
 
2013年  4月30日 (火) マレーシアのお客様2日目・神戸の巻


   【ANAクラウンプラザホテル大阪。午前9時】


    セレナが都合つかない、とのことで、
    ひとクラス上のエルグランドで、お迎え。
    乗り心地は抜群だが、燃費が心配だ。
    
    こういう車を英語で、いえば、ガスガズラー
    って言うんだぜえ。( gas guzzler )
    
    まあ、レギュラーガソリンだから、いいってことよ。
    ハイオクやったら、クレームつけるぞ。

    だが、走りは静かで、高速走行も文句なし。
    乗り心地も快適。

    そのエルグランドで、
    きょうは、神戸へ、行って来ます。

     ヾ(@°▽°@)ノ


王さん  : Good morning, Gota san.
       ゴタさん、おはよう。
   
リリーさん: Good morning, Mr. Yamada.
       おはよう、山田はん。

山田   : Good morning Mr. and Mrs Ong.
       Did you sleep well last night ?
       おはようございます。
       よくお休みになりましたか?


王さん  : Yes, like a log.
        はい、ばっちり。


     他の4人も、そろいました。
     きょうは、神戸に出発です。

     本当は、山崎だったのですが、
     どうしても、予約が取れず、
     ウィスキー蒸留所見学の代わりに、
     灘の酒造の見学を
     企画してみました。


     【高速】

     ANAクラウンプラザは、新地の中にあるホテル。

     このまま、新地を西に進み、
     四つ橋筋に出ます。そこから、北へ。
     桜橋交差点で、
     国道2号線を、神戸方面へ。

     すぐに、出入橋交差点。
     この左には、金鍔で、有名なお店。

     その昔、
     銭屋五兵衛がロシアと密貿易していた品目の中には、
     この金鍔があったという。

     因みに、ロシアとの交易には、
     礼文島を拠点としていたらしい。

     国道2号線は、野田の交差点で、
     右(北)に曲がっています。
     曲がらず、真っ直ぐ、進みます。

     これを真っ直ぐ、すすめば、
     千鳥橋から、さらに、
     此花の住金(一部は、USJになった。)、
     
     そして、USJであります。
     USJだぞ、銀行じゃないぞ。あれは、UFJだ。

     何?やきそば?あれは、UFOだ。


     ところで、神戸に行くには、
     そんなUSJにまでは行かない。
     吉野の交差点で、右折して、
     海老江ランプで、阪神高速に上がる。



     【高速レッスン】 海老江で上がれば、神戸線。
            
          これを、「海老江法則」という。
            
          (うそやで。信じたら恥かくぞ~)
              


      海老江で上がれば、神戸線なので、
      あとは、鼻歌運転で、魚崎まで。
       
      海老で上がって、魚で降りる。

      そう覚えておけば、あなたも、灘の酒造見学ができる。
      よろしいですか?

        「エビで魚を釣る」

      それが、僕らの合言葉。


       【魚崎】

       酒造見学は、午前9時30分からです。

        只今、現在時刻は、午前9時10分。

山田  :  We have to wait for 20 minutes
       until the museum opens.
       20分待つことになりますが。酒造見学には。

王さん :  GYamada san, let's go other place first.
       We are coming back later to the museum.
山田はん、先に他のところへ、行きましょう。
酒造はまたあとで。

  ヾ(@°▽°@)ノ


   【どこ行くのさ?】

       灘をスッポかまして、どこへ行くのさ?
       やはり、ここからだと、

        「メリケン波止場」でしょ。

       波止場、霧、女、霧笛、マドロス姿・・・・・

       こういうイメージを抱くゴタは、
       典型的昭和の落とし子。


       山田一行様、 ポートタワーにやってきました。

       この窓口では、人数分のアール10%をもらえる。
       ただし、旅行会社の名前を言わなければならない。

       とっさに聞かれても、慌ててはいけない。
       取り乱すことなく、落ち着いて、


         「マライ・ツアーです。」

       どっから、「マライ」が出て来たか、
       よくわからんが、これで、
       自分の入場料が無料になる上、
       アール10%、360円の
       おこずかいがもらえる。

       マライとは、なにか?マレーのことだ。
       それは、ハリマオの国だ。

       真っ赤な太陽が燃えるマレーの国。
       マレーの虎は山下奉文 (ともゆき)。


       脱線してしまった。
       えーと、そう、ポートタワーに登った話。


      ポートタワー。高さ108m。1963年完成。
      知っているのは、たったこれだけ。
      これだけの知識しかないが、
      お客をガイドするのが仕事。

      えー?聞かれたら、どうするの?
      知らん、知らん。聞くな!
      ガイドさん、このタワーの設計者は誰ですか?

      なんちゅうことを聞くのじゃ。
      私に恥をかかせるつもりか。

      と、狼狽するのはいやだから、設計者の名前をここで覚えておこう。

        
          神戸ポートタワーのお勉強

        設計: 伊藤紘一・仲威雄(日建設計)
        費用:3億3000万円
        高さ:108m
        築年:1963年

          以上です。

        講習終了証
        あなたは神戸ポートタワーの講習を終了しました。
        よかったな。5月3日 
校長 合格マーク 合格

王さん  : In Kobe, I hear there is a good hot spring.
       神戸には、いい温泉があるんだって?  


山田   : Yes, we have one here in Kobe.
       It's called " Arima Hot Spring".
       It lies behind these mountains.     
       はい、ありますね。有馬温泉ってやつが。
       その山(六甲山)の向こうにあるんですよ。

      ヾ(@^▽^@)ノ


       【南京町】

   みなさま、神戸に来て、
   たのしみにしらっしゃるものが、あります。
   それは、お昼。神戸牛を食べてみたい、
   というご要望にお応えして、
   ここ、南京町にある、神戸牛の専門店、
   
    「吉祥吉」

   の近くまで、やってきました。

   ヾ(@^▽^@)ノ

   南京町で、時間を取って、
   ちょうど、いい時間に、お店に行く算段です。
   みなさま、南京町がことのほか、
   お気に入りのようで、ございます。
   
   少し、番狂わせが・・
   あれ? え? そっちはもう、南京町ではありません。

   みなさま、大丸百貨店へ。

     「あ~れ~」 (゚_゚i)

    
   ここは、デパ地下。 
   昨日につづいて、社長の奥様、たくさんのお買い物。
   きょうは、ゴタが、荷物運び係。
   手提げ袋をふたつ、車まで、運びます。



    【吉祥吉】
    
  何度目かになりますので、お店の人たちは、
  ゴタのことを覚えておいでです。
  なので、かなり、優遇してもらえました。

  そして、また王社長が太っ腹。

王さん : Gota san, please order what you'd like to eat.
      Whatever you like.
      ゴタさん、何でも、注文しなさいよ。
      何でも。


        グッド!

   何でも、と言われても、遠慮ってものがあるので、
   そう、何でもって、わけには行かない。

   行かないのだが、
   みなさまと、あまり、差がついては、しらけるもの。

     
   みなさんは、8000円~12000円の
   神戸牛のセットをご注文。
   
   どうする、山田?
   返答はいかに?

   そこで

   8000円の神戸牛のメニューを指差し、


山田  :  What would do say if I order this ?
       これって、注文したら、どない思いはる?


王さん :  Good. Make order.
       いいよ。注文しなさい。

  叫び

    丼鉢っちゃ浮いた浮いた ステテコしゃんしゃん~

    世にも、豪快なお客様のガイドでございます。

    しばらくして、店のオーナーが、ご挨拶にやってきました。

      ( そら、そうかも知れません。ワインを入れて、
        注文合計推定80000円でございます。  )

   ほぼ、スタッフ全員が、こちらの部屋にかかりっきりとなりました。


   お勘定のとき、王さんの計算では、
   70000円ほどだったらしく、


王さん : Yamada san, Would you kindly please ask
      them to give us a breakdown.  
      山田さん、内訳をもらって欲しいんだが。


山田  : Certainly.
      わかりました。


    王さん、内訳をしばらく、ながめて、


王さん : Thank you, Yamada san. We enjoyed.
      ありがとう。山田さん。よかったよ。


    (ああ、よかった。)

     私ゃ、気が弱いもので、また


       「あんたが、8000円もする神戸牛食べたんだ」
    
 
    って、言われたら、心臓が爆発してしまいます。


    【異人館】

   神戸ツアーの定番、異人館へ。 
   山本通りをゆっくり進みます。
   でも、みなさん、


みなさん : Alright, Yamada san.
        We enjoyed the foreign residential area.
        Let skip the rest.
        Please go next.
        Maybe to the sake brewery.
        山田さん、もう、異人館はいいからさ。
                   酒造行きましょうよ。   



    【菊正宗酒造記念館】


電話をしていたが、
館内ガイドの方がいらっしゃいません。
先に、ビデオ室に案内されました。
それを見終わってから、
酒作り工場内の見学をするはずが、


王さん : No, Let's go to the tasting hall.
      いいえ、試飲コーナーに行きましょう。


   言い終わらないうちに、行ってしまいました。
ゴタ、あとからついて行くのみ。
   大吟醸の試飲を何度も、何度も繰り返し。

   恐れ入りました。


  そして、おみやげに、
      菊正宗大吟醸をたくさん買い込みます。

  奥様方は、ちいさなワンカップをお買い求め。


    【帰路】

   魚崎から、阪神高速神戸線に上がり、ホテルに戻ります。
 今夜のお食事は、お客様自身で、ガイドブックを見て
 選んだ場所。ミシュランの星ひとつレストラン。

 まあ、ミシュランお薦めのレストランなので、
 きっと、素晴らしいディナーが期待できそうです。


    【ホテル着】 

  午後5時。ホテル着。握手で、おわかれです。
  今夜は、みなさん、「相生楼」で、お食事なのだとか。
  ご一緒したかったのですが・・・
  ガイドは、黒子であるべし。しゃしゃり出てはいけない。

   さいなら
   山田 錦 (ゴタ)
  
 
 
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3882番:FC2ブログ「通訳ガイド奮戦記」より

2024-05-11 22:21:15 | 日記

49番:通訳ガイド奮戦記 【ハートンホテル西梅田からお客様】


テーマ:
2013年 1月27日 (日)



   きょうは楽しい日曜日。
   朝はテレビ。張本さんの「喝っ」
        を見ながら朝ごはん。
    そのとき   

   リンリンリンのリン・・・電話でーす。


山田     : はいはい、ゴタですが。


電話     : Am I calling to Mr. Gota ?
        ゴタはんですかいな?


山田     : Speaking.
        さいでがす。


デニーさん : I need an English speaking tour guide.
                     And I happened to find your pamphlet.
                   Can you help me ?
       通訳ガイドを探しているのよ。
                     たまたまあんたのパンフレットを見たんでね。
       たのめるかしら?


山田   : いいですよ。よろこんで。
       Anytime.  With pleasure.


デニーさん : Then, I was wondering
                     if I can see sights around
                    the city in three hours.
                 じゃ。3時間での市内観光をしたくて・・・


山田   : ほう。
       Uh hu・・


デニーさん : What are some of the paces
                      to see that you recommend for me ?
       どんなとこ、連れてってくれはります?


山田    : 大阪城とか・・・
        Some of them are Osaka castle・・・


デニーさん : No, not Osaka castle.
        I 've got it through yesterday.
        ああ、大阪城はきのう見たんで、
                     もういいわ。


山田   : Now that you finished it,
       how about going to see
                  Shitennoji Temple ?
      ああ、もう見はりましたんかいな。
                 ほな、四天王寺ですな。


デニーさん : Sounds great.
       オッケーよ。


山田   : And Kaiyukan aquarium.
        ほんで、海遊館でんな。


デニーさん : Good. Then,
                     how much do you charge ?
       ええなあ。よっしゃ。
                    ほな料金はなんぼでっか?


山田  : That depends on what
                 course you choose.
                 Are you walking or taking taxi or ?
       そら、お宅さん次第ですな。
      歩きか、タクシー使うか・・・


デニーさん: I'm 70 years old.
                    Can't walk long way.
       私は70歳ですんで、
       長い距離を歩くのはあかんのや。


山田  : Alright.
                 Let's decide it after we meet.
              Where are you calling from ?
      ああ、ほしたら会うてから決めまひょ。
      今どこでっか?


デニーさん :Hearton in Umeda. 
        I'd like to make it 11 o'clock.
                梅田のハートンホテルですわ。
             11時に迎えに来てたもれ。


山田  : certainly. 
        How many people will be with you ?
                 へえ。何人いはるの?

 
デニーさん : It's me alone.
       わてひとりだす。


山田  : Then I'm coming at around 11.
                  I'm expecting you at
      the lobby of the hotel.
                 How do you say ?
       ほな、11時に行きますわ。
      ホテルのロビーで待っててくだはれ。
      よろしおすか?


デニーさん : Alight. My name is Dinie.
        Room number is .
        了解。私、デニーいいますねん。
        部屋の番号は・・・・ですのでねー。



ヾ(@°▽°@)ノ

     
いつものように、レンタカーで行けば、
間違いなく10000円の収入でしたが・・・
海遊館とか、初めて行くところなので、
タクシーツアーをお薦めしました。
     
となると、
たった3時間の仕事なので、
2000円×3=6000円なのだ。

儲からない仕事。
しかも、タクシーの添乗員の仕事。
全然儲からない。何だこれ?

と、思う私は、
一体どこが、出家僧侶なのだろう。
御仏の教えは、
一切、欲は捨てるという教えなのに。

   (未熟だなあ。)

ときおり、反省しては、
また、世間の欲が出る未熟僧侶。

 (もっともらえばよかった。)
 
パンフレットには、


「タクシ-添乗ガイドを
 します。1時間につき、2000円。」


と書いているため、
ガバッともらうには、ウォーキングか、
レンタカーガイドを薦めなくては
ならなかったのだが・・・


 ( いや、欲を捨てるところ、
  神仏の守護ありて、仕事も来るのである。)


 と、納得。ワレは寒山寺の修行僧である。


ヾ(@^▽^@)ノ


 【午前10時45分、ハートンホテルのフロント】


山田  : すみません。0000号室の
      デニーさんをお願いします。


フロント: はい、お宅さまは?


山田 :  山田でーす。



フロント ; はい、じゃ、部屋に電話しますね。
      ピポピポパ・・
      あれ?留守のようですね。


   そのとき、背後で声が・・


デニーさん : Mr.Yamada ?
        山田はんか?


   びくっ、としてふり返ると、ご年配のご婦人。

   (ああ、この人がデニーさんか!)



ヾ(@^▽^@)ノ

   その10分後。ツアーは、
   流しのタクシーをひらって、すすめることに決定。
   さっそく、私はホテルの外に出て、タクシーを探す。

   探すこと、約1分。
   ハービスの方向から
   やって来たタクシーに手を上げた。

   止まった。おお、久々の未来都 (三菱タクシー)。
   ホテルに寄って、デニーさんを迎えに行く。
   ツアーの始まり、始まり。


    車


   【四天王寺】

 
  ご存じ、聖徳太子の建立した寺院。
  堂宇は昭和38年の再建。
  さっそく、五重塔の内部に入ります。

  この塔も、昭和38年の再建。
  このお四天王寺さんの堂塔は、
  ほとんど、先の戦火で焼失して、
  50年前の再建です。

   ヾ(@^▽^@)ノ


デニーさん : Beautiful isn't it, this mural !
       Gota san, I wonder when all the wall
        paintings were depicted ?
        見事ね。一体、
       いつごろ描かれたのかしら? 
       ねえ、山田はん。  
 

山田    : Almost all were completed in 1963.
        もうほとんどは
        1963年に出来た絵ですわ。


  調べたわけじゃないが、寺の再建が1963年なので、
  ほなこの絵もそうかいな、と思い、
  答えるええかげんなゴタ。
  念のため、お寺の受付で、聞いてみたが、
  私の下調べと同様、昭和38年だという。
  まあ、きょうのところは、そういうことにしておこう。


ヽ(゚◇゚ )ノ


  【海遊館】

  実は、ゴタ、初めての案内。

  その前に、手前にあった、
  大きな大観覧車に乗りました。
  グリーリ、グルーリ、観覧車は廻るのだった。


    「お客様、乗りませんか?」


    「ええ、乗りましょう。」


  乗りのいいお客様でございます。
  一周所用時間は約15分。
  実は乗ってみたかったのは、ゴタの方でした。



       【キップ売り場にて】


山田  : ガイドです。よろしく。


係   : はーい、どうぞ。ご苦労様。


  ガイドはいいなあ。どこでも、ただ。
  まるで、ドラエモンのどこでもドアのよう。

  と、よろこんだのも、つかの間。
  次の、海遊館でびっくりすることに。



ヾ(@°▽°@)ノ

  ゴンドラが空高く上がっていきます。  
  大阪湾が見えます。
咲州も見えます。舞洲も見えます。

  
    (あ、あれが、あれなんだ!)

   山田、この上空から、マイミクさんに
   教えてもらっていた、アラビア風の建造物を発見。


山田    : That's what I said is
        Arabic building.
         あれが、ゆうてたやつです。


デニーさん :  What did say about that ?
       どんなこと、ゆうてはりましてん?


ゴタ   : A refuse incineration plant
        whose design is Arabic.
       アラビア風のゴミ焼却場。
 
      Would you like to have
                  a closer look at it ?
      近くに行って、見ますか?


デニーさん : No, I don't think so.
                      いらんわ。

ヾ(@°▽°@)ノ


  高い煙突のような先端に、
  アラジンの魔法のランプのような顔をした
    というか、空飛ぶ円盤(今どきは、UFOという)
    ようなものがのっかています。

 大阪湾には、サンタマリア号が
 遊覧していることもあると思うが、
 あいにく、時間帯が合わないためか、
   きょうは、見ることができませんでした。




     【海遊館】


窓口係  : あ、ここは、証明書だけじゃだめなんです。
                  旅行会社のお名前を書いて下さい。


ゴタ   : なぬ? この通訳案内士の証明証では
       だめなのですか?


窓口係  : はい、申し訳ございません。
      ここは、旅行会社のお名前を
       言っていただかないと・・・


ゴタ   : ゴタ通訳案内士事務所です。


窓口係  : じゃあ、それでいいですので、
       ここに書き入れてください。

ヾ(@°▽°@)ノ


   ヒヤっとした一瞬でした。
   入場料金は、2000円。
   こんなもの、まともに支払えば、
   きょうは、ほとんど、ただ働きです。

   まあ、とにかく、こういう理由で、
   きょうから、ゴタ通訳事務所は、旅行会社になった。

   ( そんなわけありません。
     旅行業の資格もってませーん。)

   でも、ひとこと、いわせて欲しい。
   たとえ、旅行会社でなくても、
   旅行者を送客しているのだ。
   アールがあって、しかるべきところ。 

 
   ヾ(@°▽°@)ノ
  
   入ると、大きな甚兵衛ザメのぬいぐるみ。
   これと一緒に、みなさん、記念写真です。


山田    : They form a line. Let's stand in.
        行列やなあ。並びまひょ。


デニーさん: But it looks like a pay photo.
        お金がいるみたいよ。

  
   まさか、と思ったら、本当に有料でした。
   もちろん、止めました。


   水族館を案内するには、甚兵衛ザメも、
   いろいろなペンギンの種類も、
   実に、語彙力が問われます。


   何?ゴタの語彙力?
   あれへん、あれへん。ボロ出しました。見事に。



    【教訓】:

 水族館に行くときは、
 海の生物の図鑑を見て、予習せよ。
 ただし、海遊館には、皇帝ペンギンも、
 アデリーペンギンもいてないよ。 


ヾ(@^▽^@)ノ

お客様、おみやでグッズのところで、
たくさん、海の動物たちの
ぬいぐるみをお買い上げ。


   「孫に買ってあげるのよ。」


と言っていたが、
どんなお孫さんか、聞くのを忘れていた。

インドネシア語でしゃべるのでしょうか?
   
マレー語とインドネシア語は、
よく似ていて、
どちらか一方を学習すれば、もう一方は
意味はわかると言います。

その理由は、もともと同一民族だったのが、
移民したためだとか。
まあ、英語と米語の関係との相似形なのでしょう。 


ヾ(@°▽°@)ノ


 車にもどりました。

 (あれ?メーターがもう、
10000円になっている。恐ろしや('-^*)/)



時刻は、只今、午後1時。
迷うところ。このまま直行で帰ると、
20分ほど、時間があまる。
かといって、遠くに行くほどの時間はない。
 
せいぜいのところ、
おみやげ屋に立ち寄るほどの時間です。

が、大阪は、京都と違って、


  「京都ハンディクラフトセンター」


のような気の利いた店はありません。

ちょっと、水掛不動のあたりを、ぶらりとして、
おひらきにしようと考えましたが・・・・


   「もういいわよ。帰りましょう。」

  
と、お客様。

     
 「じゃ、運転手さん、堺筋を北に行って、
大阪駅のほうに、戻って下さい。」


車は、堺筋を北へ。北へ。そして、北へ。
そして、高麗橋で、止まってしまった。

大渋滞です。

  (何事だろう?)

   
運転手さん : マラソンですよ。大阪女子国際マラソン。


山田   :  ああ、そうか。マラソンがあるんや。


時刻は只今、午後1時50分。
動かない。2時。動かない。

脇道に逃れたら、そこも渋滞。
考えることは、みなさん同じ。
仕方がないので、反対方向の南へ。 



デニーさん: We are short of time.
       What do you think is the best way ?
       時間がないわよ。どうすんの?


山田   : 運転手さん、ここで降りてもいい?


運転手  : かまいませんけど。


    場所は御堂筋の本町。 
    メーターは、すでに、15000円以上も出ています。
    何と、運転手さんが、支払いボタンを押したそのとき、

     あら、不思議、メーターは、


     10360円に下がった。


    大阪のタクシーは、何と安いのでしょう!

    5000円を超えたら、
    そのあとの料金は、半額になるのです。

     ブラボー

     ヾ(@^▽^@)ノ


     結局、そこから地下鉄で、梅田まで出ました。

     午後2時を過ぎること30分。

     もちろん、追加料金はいただきません。
     喫茶店(タリーズ・コーヒー)に入って、精算。
     おひらきです。

     「コーヒーと軽食を私がごちそうしますわよ。」

     デニーさんに、おごってもらいました。
    腹ぺこのゴタには、最高の昼食でした。


    オーハッピーデーかせぎは、少なくとも、
    人はハッピーであることが大切かも。


  ヾ(@°▽°@)ノ

   
    おしまい
    山田 錦 (ゴタ)
 
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3881番:FC2ブログ「通訳ガイド奮戦記(3)」より

2024-05-11 21:49:30 | 日記

 2010年 1月11日(月)


Wong 様 の 写真撮影ツアー2日目


  【午前7時。さくら旅館】



山田   : Good morning, Mr. Wong.


Wong さん : Hi.


Lee さん :  Hi.


  Wongさんたちは、ご自分で、機材を
  車のトランクに、積み込みます。
  
  手伝う、と言ったのですが、
  よほど、大切なものかして、
  触らせても、もらえません。

  大きなカメラと、三脚。
  望遠レンズ、等々。


Wongさん: Okay, let's go.
               いいぞ、行こう。  



   きょう、2日目は、
   嵯峨野の竹林を撮影なさいます。
   渡月橋から、北へ、府道29号、天竜寺前を通り、
   その北側の路地を入ります。

   本来、ここは、
   観光客のウォーキング・コースなので、
   車での乗り入れは、遠慮したいところですが、
   撮影という。特別の目的があります。
 
   車で、突き当り、大河内山荘まで、乗り入れます。

    竹は、孟宗竹と真竹がありますが、
           ここ、嵯峨野では、
   ほとんどが、真竹です。

   その違い目は、しなやかさにありまして、
   より、しなやかな、真竹は、剣道で使う竹刀に
   加工されます。

  
   大河内山荘側から、
           東の竹林の林道を撮るアングルは、
   よく、絵葉書で、見る光景です。

   やはり、
   この場所からの撮影が、重点的のようです。

   
   この写真撮影は、
         いつまでも、いつまでも、続きました。
   朝、宿を出発したのが、午前7時過ぎ。

   それから、
   こちらに参りましたのは、午前8時。
   
   ということは、
          只今、時間は、正午、つまり、4時間、
   延々とこの林道での撮影が続いています。

   もちろん、山田は、
   とっくに、飽きて、車の中で、
   ポッケ~。

   昼飯は、どうするのだろう?

   山田、車から降りて、
   Wong さんに、近づき、聞いてみました。

   

Wong さん : Would you do us a favor ?
         頼まれてほしいんだけど。


山田    : Of course. What is it ?
                        へえ、何ざんしょ?


Wong さん : Generously go and
                        buy some foods for us.
                        Like sandwich and coffee please.

                       悪いが、
      食べ物を買ってきてくれたまえ。
      サンドイッチとコーヒー
                      みたいなものを。


山田     : Sure.
        よっしゃ。


Wong さん: Thanks ! This is the
                       money for three of us. 
                      ほな、これお金.


          Wong さんは、3000円、サイフから取り出し、ゴタ
   に差し出しました。

   つまり、何やな。ひとり、1000円
   の昼飯ですわ。


《うっひゃー、贅沢でんなあ~、ドキドキ


   「うなぎ弁当」
   でも、買えそうだが、

   「サンドイッチ」、て、

   ゆわれたんやから、サンドイッチか、
   パンにしとかな、あかん
   やろなあ。

   天竜寺北門を通り過ぎ、
   府道まで、降りてゆきました。

   嵐山には、
   コンビニがないので、ベーカリーに
   行って、適当に、パンとジュース

    (一応、ゆわれた
     通り、コーヒーもふたつ確保)

   を買い込みます。



   昼飯を買いに行く時間も惜しんで、
   写真撮影とは、
   いったい、プロのカメラマンの脳味噌の構造は、
   どうなっているのでしょうか。

   というか、大きなカメラや、三脚を、
   一々、車にしまい込まなくてはならないから、
   こういうことに、なったのでしょうかな。

   
   そういうわけで、お昼は、林道に座り込んで、
   パンとジュースで、いただきます。
   旅にしあれば、何とかに盛るみたいな。

   
   食事時間は、わずかに20分間ほどでした。

   (いや、私には、その後も、車内で、食べる時間
    があったが・・)

   午後も、風景写真の撮影は続きました。
   気前よくバンバン写しています。

   これって、デジカメ
   でしょうねえ。フィルムやったら、高くつくぜ。


   午後3時。ようやく、終了。
   ご苦労様でした。

   機材を車に積込み、
   林道を落柿舎のほうに、通り抜けます。
  

山田 : The house is called Rakushisha.
     A famouse poet lived there.
     Mukai Kyorai,
     the poet produced Haiku poems.

     これは、落柿舎です。
    ある詩人が住んでいました。
    向井去来という人で、
    俳句を作る俳人です。


Wong
さん : Umm, good atmosphere.
     うん、いい雰囲気だね。


ヾ(@^▽^@)ノ


 この辺り、あまり、
 写真撮影をお考えでは、なさそうです。

 なにせ、素人の山田、
 こういうところも、いいと思ったのですが。

 プロは、初志貫徹のツアーがお好きなのかも。

 北山杉と嵯峨野の竹林・・・雪は残念でしたけど・・・
 それでも、京北では、かなりの雪景色を
 堪能できたのではないでしょうか。

 Wong さんは、ご満足の様子です。

 夕方、お宿、「さくら旅館」に戻りました。 
 春に、また、ご家族で、来られるそうです。
    


Wong
さん: Please give me your name card.
    We'll call you next time
    we come back to Japan.

   名刺頂戴な。
   今度、日本に来たら、あんたを呼ぶから。 


山田 : Here it is.
    これです。


Wwong
さん : Thanks. And this is mine.
    おおきに。これが、私のです。     



  Wongさんのお名刺をいただきました。

  Russel Wong Photography
  と、書かれていました。

  フリー・ランサーのようです。
 

  シンガポールの話をお聞きしながら、ドライブ。
  車は、やがて、油小路花屋町の「さくら旅館」に
  戻ってきました。   


  握手でお別れです。


山田 : Thank you !


みなさん:Thank you !            
 


    おしまい
    山田 錦 (ゴタ)
 

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3880番:FC2ブログ「通訳ガイド奮戦記(2)」より

2024-05-11 21:43:42 | 日記

2010年 1月10日(日)

 

午前7時。「さくら旅館」に、シンガポールの
お客様をお迎え。

お客様は、男性2名。

どちらも、プロのカメラマンで、日本には、
カレンダーに使う写真の撮影に来られたそうです。

ご本人たちの了解を得て、
ブログ掲載させていただきました。

観光ガイドの仕事から、やや外れていますので、
本来、守秘義務が生じるところですが、

 「問題ありません。」

とのことで、ご披露させていただきます。

冬の、京北を走る、とのことで、
4本、すべて、スノータイヤを装着。

お客様のうち、リーダー格は、Wong様。

助手のLee様と、ペアを組んで、きょうは、

京北~北山杉の撮影。

そして、北山杉資料館、
さらには、杉の購入の商談。


さて、車を走らせます。
昨日、お伺いしたところでは、

化野(あだしの)念仏寺を超え、
鮎茶屋を左折し、
府道50号線を走り、保津峡から
水の尾を走り、

  「柚子の里」

に立ち寄る、という日程だったのですが・・・
変更して、周山街道を走ることとなりました。

先に、北山杉を撮影し、
杉の購入の商談をしたい、とのことで、
山林所有者で、林業を経営する
、中田さんを訪ねました。


周辺は、見事な、杉木立です。
隧道を通り抜け、中山橋で、右折。

ここに、林業を営む中田さんを訪ねます。


中田さんは、
床柱に使う杉を専門に、製造していて、
一本、平均、80万~150万円で、
取引しているのだそうです。

高いものでは、ときに、
300万円を超えるものもあるそうです。

それは、木目模様に因る、偶然の産物なのだそうです。


中田さんは、倉庫の木材を見せて下さいます。

そのどれもが、80万円以上です。

苗木から、育て、真っ直ぐに伸びるよう、枝を切り、
かれこれ、20年の手入れ。

80万円は、当然といえば、当然。

 

Wong様、破格に驚いてか、
今回の購入は、見送りに。

 

  「せっかくなので」、ということで、


中田さんは、周辺の案内をして下さいました。
北山杉は、嘗て、「川端康成」の小説、

 「京ふたり」

をドラマ化したロケ地です。

 

  「北山資料館」


は、閉館しています。

実は、老夫婦で、
守ってきたのですが、病気で、閉館
になったとのこと。
息子さんは、
別の事業に携わっており、手助けしてくれる
人がいなくて、閉鎖しているのだそうです。

中田さんは、ご自分の所有地の山を2カ所。
案内して下さいました。

見事な杉林です。

Wongさんは、黙々と写真撮影です。

 

 まだまだ、撮影したいから、というので、
 とりあえず、入山許可を中田さんに、いただき、
 一旦、中田さんをご自宅まで、送り届けます。


その後、477号線まで、足を伸ばします。

杉がテーマだというから、黙っていましたが、
ここまで、来たら、


 「美山の藁葺き家」を写せばいいと思うのだが・・・

Wongさんたちは、ところどころ、
杉木立の美しい場所で、写真撮影。 


Wong さん : We expected the more snowy place.
                          But not so far.
         もっと雪を期待してましてんけどなあ。


山田    : Oh you cannot drive on a snowy place
        without danger.
        雪は、危ないでっせ。


Wong さん  : Snow was one of the themes this time.
        雪が今回のテーマのひとつやってんけど。       


    そういうことなら、「柚子の里」に、行けば
    よかったんじゃない?

    と、思ったが、今更、どうにも、ならんことを
    言っても仕方がない。

    今回のテーマは、何と、何やったんですか?
    と聞いてみた。


Wong さん : The themes were snow,
          Japanese ceder trees
          and bamboo glove in Sagano.
          今回のテーマは、雪と杉と、
          竹林でしたんや。


山田    : Then let's go to the bamboo glove now.
        じゃ、竹林、行きましょう。


Wong さん  : Make it tomorrow, okay ?
        明日にしようよ。いい?


山田    :  Of course.
        もちろん。


    夕方、「さくら旅館」に戻りました。
    明日は、嵯峨野の竹林を写真撮影に行く予定。

 
    おしまい
    山田 錦(ゴタ)

 

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