さっぷいさっぷい外語学院(生徒:ゴタ、張るカイロさん)

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

3996番:さすらいの青春(369)

2024-05-26 19:20:55 | 日記


𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
  
さすらいの青春(369)


————————【369】————————————

   Il  courut  pour  les  voir  et  les  rattraper,  à
pas  de  loup,  sur  ses  escarpins. Un  bruit  de  
portes  qui  s'ouvrent,   deux  visages  de  quinze
ans  que  la  fraîcheur  du  soir  et  la  poursuite
ont  rendus  tout  roses,  sous  de  grands  cabrio-
lets  à  brides,  et  tout  va  disparaître  dans  un  
brusque  éclat  de  lumière.
        
  
——————————(訳)——————————————

 モーヌは彼女たちに追いついて会ってみようと思い
狼が近づくような忍び足で、履いたパンプスで駆け出
した.開く扉の音.15歳ぐらいのふたつの顔、それは
婦人用帽子の紐の中で、冷気と追いかけっこのために
バラ色に紅潮していたが、開いたドアの光の輝きの中
に消えていく.

 

.—————————《語句》—————————————
      
rattraper:(他) 追いつく
pas:[パ](m) 歩、歩調、足並み、    
loup:[ルー] (m) 狼;
à pas de loup:抜足差足で、こっそりと、      
escarpin:[エスカルパン](m) パンプス、かかとの低い靴、
   舞踏用の靴 
fraîcheur:[フレシュール](f) ❶冷たさ、涼しさ、冷気;
   ❷新鮮さ、❸若々しさ、みずみずしさ   
poursuite:[プルスウィット](f) ❶追跡;❷追いかけっこ、
rendus:(p.passé/pl/m) < rendre 
rendre + 属詞:~にする;
   la fraîcheur du soir et la poursuite deux visages de 
      quinze ont rendus tout roses. / 夜の冷気と追いかけ
   っこのために15歳のふたりの顔はすっかり紅潮
   した. 
cabriolet:[カブリオレ](m) ❶幌付き馬車
   ❷[服飾] フード型ボンネット、
   (馬車の幌を思わせるような婦人用帽子)   
bride:[ブリッド](f) (帽子の)あごひも    
disparaître:(自) 消える、見えなくなる
brusque:(形) ❶そっけない、ぶっきらぼうな;
   ❷不意の、  
éclat:(m) 輝き、閃光   
lumière:光


——————————— ≪文法≫ ———————————————

Un bruit de portes qui s'ouvrent:
この名詞句にはそれにつながる動詞がありません.
この文の主語はdeux  visages、動詞はva disparaître
dans ~  (~の中に消える)
すると、この名詞句は何だ?浮遊霊か?だとすると
成仏させないと.お札(ふだ)をはりましょう.
il y a を足します.

Il y a un bruit de portes qui s'ouvrent, deux visages de 
quinze va disparaître dans un éclat de lumière.
ドアが開く音がする.15歳ぐらいの2つの顔は
光の輝きの中に消える.

これでお化けはいなくなりました.        
 


——————————— ≪無駄口≫ ————————————————

cabriolet:[カブリオレ]をかぶりおれば幌馬車だ

 

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3995番:「湖畔」(45)(シュトルム作)

2024-05-26 19:17:39 | 日記


湖畔(45)
IMMENSEE(45)


—————————【45】———————————————
                                 
  Sieben  Jahre  waren  vorüber.  Reinhard  sollte
zu  seiner  weiteren  Ausbildung  die  Stadt  verlassen.   
Elisabeth   konnte   sich   nicht   in   den  Gedanken  
finden,  daß  es  nun  eine  Zeit  ganz  ohne  Reinhard
geben  werde.
 
 
——————————(訳)———————————————
                               
 7年が過ぎ去りました.ラインハルトはさらなる教育
を受けるた町を去らなくてはなりませんでした.エリー
ザベトには今やラインハルトが全くいなくなるときが来
るなどということはまったく思いもよらぬことでした.


——————————《語句》——————————————
       
vorüber:(副) 過ぎ去って、終わって;
zu:(前、3格支配)[目的] ~のために  
weiter:(形) それ以上の、もっと先の
   格語尾en は混合女性3格  
die Ausbildung:(_/en)❶(複ナシ)養成、職業教育;
  ❷形成、発達、成果 ;
zu seiner weiteren Ausbildung:さらなる専門教育のために 
verlassen:(他) ~⁴を後にする、去る、離れる  
    die Stadt verlassen / 街を去る
der Gedanke:(弱)(単1格以外すべて_en)
sich⁴ in den Gedanken finden, daß ~ :~を思い描く      
daß es nun eine Zeit ganz ohne Reinhard:今やラインハル
   トなしで過ごすときになったということ    
geben:~になる
geben werde:~になるだろう

    

 

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3994番:ペルル嬢(113)

2024-05-26 19:14:20 | 日記


ペルル嬢(113)
モーパッサン作品集より
Mademoiselle Perle
Maupassant


————————【113】————————————————
   
  Je  vous  assure  que  ce  fut  une  drôle  de
rentrée  dans  la  salle  à  manger  avec  cette  
mioche  réveillée  qui  regardait  autour  d'elle
ces  gens  et  ces  lumières,  de  ses  yeux
vagues,  bleus  et  troubles.  
     
       
—————————(訳)————————————————

 この子を抱き抱えて食堂に入ったのだが、それ
が何とも滑稽な有様だったことは請け合うよ.そ
の子は目を覚まし、曇っておぼろげな青い目で周
囲の大人たちや照明などを見回していた.
 

—————————《語句》————————————————
     
assure:(直現1単) < assurer (他) 断言する、保証する   
Je vous assure que ~:はっきり~だと言っておこう
drôle:(形) おかしい、滑稽な 
un(e) drôle de ~:❶おかしな~、奇妙な~、
   ❷たいした、すごい;
      C'est un drôle de type. / あれは妙なやつだ.
      ce fut une drôle de rentrée / 実に滑稽な帰還だった. 
rentrée:(f) 戻って来ること;
lumière:(f) 光、明り、照明
yeux:[ィユー](pl/m) 両目、les yeux はリエゾン[レズュー]
   単数形は < œil (m)
      Il a les yeux bleus. / 彼は青い目をしている.
      Il a des yeux bleus. / 彼は青い目をしている.
      どちらもOK.
vague:(形) ❶漠然とした、曖昧な、かすかな;
   ❷(眼差しなどが)うつろな、ぼんやりした
trouble:(形) 濁った、曇った  
 

———————————≪文法≫————————————————

Elle regardait autour d'elle ces gens:
彼女は自分の回りの人たちを見ていた.

和訳問題なら、もちろんこれが模範答案で、
そのように解答していただきたいのですが、
自由に訳してよいときは、情景を思い浮かべて
訳します.そうしますとこの子が不思議そうに
キョロキョロ周囲を見回していた情景が浮かび
ませんか?そのように訳してみました. 
      

 

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3993番:ペルル嬢(112)

2024-05-26 19:13:00 | 日記


ペルル嬢(112)
モーパッサン作品集より
Mademoiselle Perle
Maupassant


————————【112】————————————————
   
  On  ne  la  nomma   que  plus  tard,   Mlle Perle, 
d'ailleurs.  On  la   fit   baptiser  d'abord: « Marie,
Simone,  Claire »,   Claire  devant  lui  servir  de  nom  
de  famille.  
     
       
—————————(訳)————————————————

  もっとも、この子に名前がペルル嬢とつけられたのは
さらに後のことでした.彼女にはまず「マリー・シモー
ヌ・クレール」の名前がつけられた.苗字にクレールを
もってきたのであった.

 

—————————《語句》————————————————
      
nomma:(3単単純過去) 
  < nommer (他) ~に名をつける、命名する:
  nommer son enfant Paul / 
  子供をポールと名づける   
d'ailleurs:❶もっとも、ただし、❷それに、その上、
  そもそも、❸たしかに~なのだが:❹他の場所から
  外国から、他の理由から   
baptiser:[バティゼ](他) (人に) 洗礼を授ける、
  洗礼名を授ける  
fit baptiser:(3単単純過去) < faire baptiser
    洗礼名を授けてもらう   
Claire devant lui servir de nom de famille:
   クレールを苗字にすること
   本文直訳は「クレールを苗字にすることで
   「マリー・シモーヌ・クレール」の名前がつけられた.
 
 

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3992番:ペルル嬢(111)

2024-05-26 19:11:45 | 日記

 
ペルル嬢(111)
モーパッサン作品集より
Mademoiselle Perle
Maupassant


————————【111】————————————————
   
  Voilà donc  comment  Mlle  Perle  entra,  
à  l'âge  de  six  semaines,  dans  la  maison  
Chantal.
   
       
—————————(訳)————————————————

 こういう次第でペルル嬢が生後6週間の若さで
わがシャンタル家の一員として入ってきたのです.
 

—————————《語句》————————————————
   
entra:(3単単純過去) < entrer (自)入る
   entrer dans la maison / 家に入る      
     entrer dans la maison Cahtal / シャンタル家に入る、
             シャンタル家の一員になる
  尚、(訪問して)シャンタルの家に入る場合は aller
  chez monsieur Chantal がよく用いられますが aller
  chez Chantal とすると、「シャンタルの店に行く」
  の意味に受け取られます.       
    

 

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