11月11日、公民館を老人クラブで掃除しました。写真はナイロンコードを装着して裏にあるゲートボール場の草刈りをしているところです。小石が飛ぶので網目のマスクをかぶり、固いエプロンをつけています。7月の夏の掃除のときは草が伸びていて大変でしたが、いまは草が枯れているのではかどりました。今年はぼくが一人で二回ここを草刈りしたことになります。でもこのコートを使ってだれかがプレーしているのを見たことはありません。ほとんどのにゲートボール場はあります。でもこの四年間、散歩の途中で老人たちがプレーしているところを見たことは一度もありません。
老人スポーツというのも盛衰があるようでゲートボールは衰退しています。かつてはサンテレビでもビデオで試合を放映したことがありますが、いまは一部の老人が細々とつづけている程度です。かわってグランドゴルフが幅広くやられるようになりました。こちらにはぼくも参加しています。話をきくと老人クラブによっては毎日のように練習しているそうで、グリンピア三木にも小野市の公園にもグランドゴルフの専用コースがあります。
そういえば先日は『三木市長杯グランドゴルフ大会』が吉川町グランドで行われました。三木市全体ですから80以上のチームが参加し(一チームは六人)、うちのも出場しましたが成績は「よくわからん」です。数百人の老人が広いグランドいっぱいにひろがって元気にプレーしたのがなによりです。
この吉川総合運動公園はなかなか立派です。三木市と吉川町の合併前につくられたもので、テニスコートは16面あり、数年前にはここで国体のテニス種目が行われました。いまではテニスコートは「全員昼寝」しています。
ここの体育館も立派です。スイッチ一つで壁に収まっているイスが繰り出すようになっており、文化ホールが出現します。でもここで1000人を収容してなにか文化行事が行われたことは建ってから何回あったでしょう。いちばん最近はいつだったでしょう。
またここの公園内には郷土資料館ということで藁屋根の家が移築されています。藁屋根の家くらい周辺にいくらでもあるのに、わざわざ公園に建てる必要があったのでしょうか。こんな睡眠中の文化ホールや博物館・資料館が全国にはいっぱいあるのでしょうね。ふだんはそんなことを意識しないで生活していますが、かつてのハコモノのツケを国民はこれからもせっせと払いつづけます。あーあ。